投稿

英会話学習にAIを取り入れると凄かった話③

イメージ
自分の経験や、英会話がとても上手な人に聞いた時に、 なんと100%の確率で、 「シャドーイングでできるようになった」と言うのに「あーやっぱり」と何度も納得してきました。 もっと言えば、シャドーイングをして慣れてきたら、一人英会話にいつの間にか切り替わってるのが正確かもしれません。 でもはじめの一歩は、シャドーイングで、用意されたテキストを忠実に真似するのがベストです。 一人英会話に進むためのスクリプト作りのために、シャドーイングをするんです。 一番大事:聞こえた音をそのまま言えるようになること 一番大事なことは、やっぱり正しい英語の音の許容範囲で言えるようになること。 日本語読みの英語と、実際の英語は全然音が違います。 例えば、先日教えたクラスででてきたのはこのフレーズ。 (例)let us know(知らせてください) 日本語読み→レット・アス・ノー:☓ 正しい音:レラス・ノー:◯ 日本語読みで発音すると、どうしてもスノーが印象に残って、「えっ?雪?そんなはずないわな。文脈的にlet us knowだろう」と考えないといけなくなっちゃう。 それはお互いに大変。 相手が使っている音の範囲で自分が発音できるようになれば、相手がその音で発音したとき、聞き取れます。 スピーキングの土台をつくるとともに、リスニング能力が上がるのがシャドーイングをまずやるべき理由です。 そのため、Natural ReaderなどのAIアプリを使って、正しい音を忠実に真似できるシャドーイングでファースト・ステップを踏んだ方が良いと思います。 意外と難しいシャドーイング シャドーイングを実践してもらって感じたのは、案外むずかしいこと。 でも考え方を変えて、完璧主義を捨てる機会にしちゃえば良いです。 とにかく短い文でも良いので、 聞こえた音を忠実に後を追って真似していくだけでOKと決めちゃってください。 反復することで合格と考えます。 追いつかなくなったら、そこは飛ばしてもOK. 反復していると、少しずつ少しずつ言えるようになっていきます。 というより、そのまま日本語読みすると追いつかないので、 追いつくようにテンポや音の波、雰囲気を真似して言い切っちゃう工夫を楽しむと良いです。 さっきのレット・アス・ノーも文章が長い中に紛れてると追いつかないので、 レラス・ノーだと追いつけるなと気づいていくよう...

英会話学習にAIを取り入れると凄かった話②

イメージ
前にAIを活用すると英会話の学習がはかどる話をしました。 英会話学習にAIを取り入れると凄かった話。 でも先日、AIを活用した大手の英語学習アプリで挫折した話を聞きました。 挫折理由は: ①いきなり英語で話すよう促されても、返答がでてこない! ②頑張って絞り出した英語を、AIが誤って認識してしまい、会話になっていかない! 日本語でもAIが自分の音声を間違って認識してしまうことありますよね。 会話が成り立たずに結局打ち直しするハメになる… イラッとしてしまうあの感覚… それが英語学習中に置き続けたら、 確かに挫折につながるのも無理がないかと思います。 結論:自分の日常を英語化して、反復。 いきなり結論を言ってしまうと、僕なら自分の日常を英語化すると思います。 日常をある程度英語で過ごせれば、派生はできます。 自分が一番使いやすい英語をスクリプトにして、それは考えずに「正確な音で」言えるようになる。 これが現実的です。 踏むべきステップとしては、 自分の日常を日本語で簡単な文章にする Google Translateで英訳する Natural Readerというアプリでシャドーイングする。 日常=仕事が一番スクリプトにしやすい 普段、働いている人なら、仕事が日常の大部分ですよね。 その日常の業務で自分がしていることや話していることを英語にすると、練習と反復がしやすく、英語のベースをつくりやすいです。 例としては、飲食店の接客英語でうまくいきました。 飲食店で日常的に使う可能性が高い英語といえば、接客英語です。 その飲食店さんで使われている、入店〜お会計までを日本語マニュアルで作り込んでしまい、それを英語にしました。 その飲食店の英会話講師を始め、4ヶ月目なのですが、 開始3ヶ月でインバウンドが来ても、基本的な営業の流れで困ることはなくなったそうです。 マニュアルにないイレギュラーの英語が発生することもありますが、 それをメモり、マニュアルに追加し、日々練習します。 それも、このパターンで実施します。 言いたかった英語フレーズを日本語でメモる Google TranslateやAIで英訳する Natural Readerというアプリでシャドーイングする。 Natural Readerで「正しい音」を練習する ここで、3.で出てくるNaturalReaderというアプリを簡...

英会話ができるようになるためにすべきこと。

イメージ
商工会議所の紹介で、唐津の老舗店で接客英語を教え始めた。 もうすぐ、3ヶ月が経とうとしている。 よかったと思えるのは、どうやらホールさんもキッチンさんも、英語学習に対する意欲が高まっていると感じることだ。 「英語、話せるようになりたいです!」 授業が終わって、帰ろうとしたときだ。 休みを返上して授業に来てくれていた新卒君が、僕にこう言った。 「英語、話せるようになりたいです!」 物静かな男の子なのだが、出会った初日もそう言っていたのを思い出した。 変わらずそう思ってくれて、「今からインバウンド見つけてこようかな」と意気込んでくれているのは、とても嬉しいことだ。 他のキッチンさんも、熱心に授業に取り組んでくれていると思う。 ホールさんよりは直接英語で接する機会が少ないであろうが、毎日ちょっとずつできるようになっていく感覚はおもしろいはず。 なんにでも応用できるし、日本の食のスペシャリストである料理人は、今世界の注目の的であるし、この波は続く。 英語で見える世界は、まだまだ広くなると思う。 そんな彼らに、僕ができることを考えてみると、やっぱり「経験を積むしかない」が答えだ。 経験の積み方は、話しかけてみることだ。 これに尽きる。 なので、僕がやってみた。(笑) 駅できょろきょろしているインバウンド 会話の始め方としては、相手へのメリットを与えるのが一番だと思う。 その中でも、困っている人を助けるのはメリットである可能性が高い。 どの駅でもそうだと思うが、唐津駅のマツキヨに目薬を買いに行った時、 きょろきょろしているインバウンドがいた。 僕だったら、"Are you ok?" "Do you need any help?"と言ったように声をかける。 きょろきょろしているということは何かを探している。 Are you looking for something?(何か探しているの?) Where do you need to go? I can go with you.(どこに行く必要があるの?一緒に行ってあげようか?) 結果。 どうやら、駅になにがあるかを確認しているようだった。 「I was just trying to check whether I can use my credit card to take a taxi.」...

英会話学習にAIを取り入れると凄かった話。

イメージ
「とっさに言いたいことが英語で言えない」ーーー。 そんな悩みをもっていないだろうか。 事前に準備していたことはある程度は話せる。 でも急なとっさの一言がでてこず、英会話に苦戦してしまう。 英語を教え始めて、そう悩む人が多いのが分かった。 そこで、今担当している英会話教室である実験を人工知能を活用しながらしてみたら、かなり画期的な学習方法だったので紹介しようと思います。 まず、主語+動詞+目的語でシンプルに はじめは、SVOのパターンでのみ英文を作るのがシンプル・イズ・ベスト。 考え方としては、こんな感じです。 簡単に英作文するためのステップ: S(ubject)(主語)(人、物、コト)を決める V(erb)(動詞)(動作ですか?状態ですか?) O(bject)(目的語) (動作を補足する) さっそくAIを活用してみる まず、結論から書いてしまいます。 とっさの一言に困ったら、まずはスマホを活用してこうすると良いです。 Gemini(Chat GPTでも可)などAIを使って、以下のように入力します。 *僕はGoogleのAIであるGemini派なのですが、生徒さんがどっちも使ったところ、少なくとも無料版はGeminiのほうが優秀という結論になっていました。 とっさの一言に困った時はこう指示しよう この日本語の文章を(SVOの)英文にして(アメリカ英語で読み上げて) 例えば、授業で生徒さんが言おうとしていたのは、 「空港に行きたいので、タクシーを呼んでください」でした。 AIに入力する指示は、「"空港に行きたいので、タクシーを呼んでください"をSVOの英文にして読み上げて」です。 これで、話し相手をあまり待たせることなく、言いたいことが言えます。 SVOでなくても良いのですが、自分が学習して次の機会で使えるようになるためにシンプルな英文で話す癖付けがとてもおすすめです。 AIを使った英語学習方法 AIを使って効率よく英会話学習するには、こう指示を出すと良いです。 例えば、レストランの従業員だったら、自分が使う頻度が高そうなフレーズから記憶していきます。 レストランで使える接客英語をSVOの英文で10個あげて 返ってきた答えはこちら。 I will get your drinks. (飲み物をお持ちします。) We have a table for y...

レストラン接客英語マニュアル:お会計

イメージ
前回は料理や飲み物を提供する接客英語を取り上げましたが、今回お会計で使う接客英語の解説をします! お会計時の接客英語 お会計をしてください。"May I have the check/bill, please." メイ・アイ・ハブ・ディ・チェック・プリーズ はい。あちらでお支払いください Sure. Please pay over there. (at the entrance/cashier)(入口・キャッシャーでもOK)シュア。プリーズ・ペイ・オーバー・デア Over there(あっち)といった意味で使いますが、手のひらで方向を示しながら言うのが一番覚えやすいと思います。 2階がある店で「下で払ってください」と言いたい場合は、 「下の階のレジで払ってください」"please pay downstairs at the cashier"プリーズ・ペイ・ダウンステアース・アット・ディ・キャッシャー と覚えるのがベストだと思います。 ポイント: 日本ではオーダーを全部提供後、お会計の伝票をテーブルにおいてお客様がそれをもって支払いに行くのが主流だと思います。 それでしたら、同じようにオーダーの提供後に伝票をおいてOKです。 お会計は〜円です。 レジでの対応は比較的簡単なはずです。 レジで会計額が提示され、それを指し示せば良いからです。 数字はかなり大事。なにかと役立ちますので覚えましょう。 日本だったら1万まで覚えれるとお会計を伝えるのに困ることはなくなりますね! 9680円でございます。現金・クレジットカードどちらにしますか?(支払い方法はどうしますか?)(It will be 9680 Yen.) Cash or credit card?(How would you like to pay?) (イット・ウィル・ビーナインサウゼンド・シックスハンドレッド・エイティ・イエン)キャッシュ・オア・クレジットカード?(ハウ・ウッジュー・ライク・トゥ・ペイ?) 現金ならそのまま受け取って、 お返しです。レシートは必要ですか?Here is your change. (Do you need a)receipt? ヒア・イズ・ユア・チェンジ。(ドゥーユー・ニーダ・)レシート? レシートを欲しがる人は稀だと思うのですが、特にアジアの人は...

レストラン接客英語マニュアル:オーダー提供後

イメージ
前回は料理や飲み物を提供する接客英語を取り上げましたが、今回は提供後〜お会計までに使う接客英語の解説をします! オーダー提供後の接客英語 オーダー提供をした後、まず一番便利なフレーズで僕が使うのは 「今のところ問題ないですか?」といった意味の"Is everything all right?"イズ・エブリシング・オーライト?です。 これは特にアメリカやカナダなどのちゃんとしたレストランに行くと聞いてくるサーバー(現地ではウェイターではなくサーバーといいます)が多いです。 これを言う事で、「順調に進んでますか?なにかできることがあれば言ってください」といったニュアンスを含みますので、 お客さん側も「もう少し塩コショウ」や「オーダーしたのと違う」、「合うワインが欲しい」など、プラスアルファになったり、抱えている不満を引きづらないための相談をするきっかけになります。 ここでしっかり対処できると、「良いサーバーさんでしっかり対応してくれた」と喜んでくれますし、チップにも反映されます。 自分の接客力を上げるためにぜひ身につけたほうが良いです。 僕がホールをしているとき、料理提供後の接客の流れは以下の通りです。 提供が済んだら、水を注いだり空いたお皿を引きながら、できることがないか・おかわり、料理のフィードバックを受けたり提案する機会がないかを伺います。 今のところ大丈夫ですか?"Is everything allright so far?"イズ・エブリシング・オーライト・ソーファー? お水を足しますか?(Would you like more) water?(ウッジュー・ライク・モア)ウォーター? お済みですか? (Are you) finished?アーユー・フィニッシュトッ?  (まだ皿を下げないでと言われたら)ゆっくりで問題ございません。Sorry about that, take your time. ソーリーアバウトダット. テイク・ユア・タイム. お飲み物のおかわりはいかがですか?(Would you like) another drink? ウッジューライク・アナザー・ドリンク? オススメをされる時もよくあります。 日本酒の鍋島は料理ととても合う地酒で、お勧めです。For sake, I recommend Nabeshi...

レストラン接客英語マニュアル:提供

イメージ
前回はオーダーの取り方を取り上げましたが、今回はそれを提供する時に使う接客英語の解説をします! レストラン接客英語マニュアル:オーダーの取り方 まずオーダーが通ったらドリンクをもっていくと思うので、こういうふうに言うのが一番シンプルです。 こちらが生ビールです。 Here is the draft beer. ヒア・イズ・ディ・ドラフト·ビア 冷酒でございます。And the chilled sake . エンド・ディ・チルド・サケ 提供したら、食べ物の提供時にまた来ますと言うかと思うので、 食べ物もお持ちします。I will be back / with the meals. アイウィル・ビーバック/ウィズ・ダ・ミールス 食べ物の提供もドリンクと言い方は同じです。 〇〇でございます。Here is / the 〇〇 . ヒア・イズ / ディ〇〇 取り皿をもっていって、分けて食べてもらうことが多いのではないでしょうか。 そんなときは、 このお皿は2人分です、分けてお食べください This plate is for 2. Please share.(ディス・プレート・イズ・フォー/トゥー。プリーズ・シェア) といったように言います。 ご飯が来たときは、絶好の写真タイムでもあります。 余裕があれば、「写真をお撮りしましょうか?」と聞いてあげると喜ぶと思います。 Would you like me to / take a picture?(ウッジュー・ライクミー・トゥ・テイク・ア・ピクチャー?) 「はい、チーズ」は、1, 2,  3 (ワン・ツー・スリー)か、”Say cheese”(セイ・チーズ) と言えば良いと思います。 僕が教えているお店では、看板メニューがとても写真映えすることもあり、 写真タイムです! Picture time!(ピクチャー・タイム!)と言って盛り上がるようにしたようです。 早く食べたい人もいると思うので、ささっと終わらせるのがベストです。 僕は提供が終わったら、「現時点で問題ないですか?」 といった意味の"Is everything all right (so far)? と一声かけて、この時「水をいれてほしい」や「子供に〜がほしい」とか言われることがあるので、 それを対応してしまいます。なければ、 ごゆっくりどうぞ。 Enj...