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お金について学んだことを、まとめてみた。

1年半くらい前に、リゾバ中にまだ19歳の同僚が「お金持ちになりたい!」って言っていたときに思ったことを書いた。 自由になるためにすべきことを考えてみた。 あれからリゾバをしながら転々としてきたけど、どこに滞在しても必ず「お金がほしい」と言っている人がいた。 住みたい移住先も見つかり、定住した今でも周りの関心事は結構、金なんだなって思う。 いつも思うのは、まだまだお金について誤解があること。良い大学を出ることや、正社員と高給がお金持ちへの鍵だと思い込んでいる人がとても多いことだ。 正直な話、僕はこの3つが揃っている時期もあった。でもカツカツだった。稼いだ分、使ってしまうから。 もっと分かりやすい例は、医者でもカツカツで首がまわらない人だっている。ということはお金持ちになる要素は他にあるということだ。 逆に今僕は給与額では底辺でも、少しずつちゃんと貯金が積み上がるようになった。 お金が貯まる人はおそらくみんな知っていることで特別な内容ではないかもしれないけど、 「お金持ち良いなあ」と思っているなら、参考になる内容かもしれない。 お金持ちへの第一歩は習慣 まず、収入が高くても全然お金が貯まらなかった僕が、低収入でも着実にお金が貯まるようになったのは、習慣を変えたことだ。 具体的にどんな習慣にしたかというと、毎月の収支をプラスで終えることを徹底したこと。 給与が入ったらすぐ10〜20%を長期のNISA投資にまわしてしまう。(僕は3万円で自動設定した) そのプラス収支の維持がとても大事だった。 そのためには、収入に対して、支出が少なくおさまるよう、生活レベルを落とすしかない。 見栄と同調圧力を克服する 日本人には武士道の恥じの考え方が根付いているらしく、結構周りにどう思われるかを気にしちゃう人種らしい。 でも、見栄と同調圧力はお金持ちへの道を逆走する可能性が高い。 僕も見栄っぽかったのだと思う。例えば「銀座を歩くのにみっともないのはありえない」と色々と揃えてしまったり、おごりぐせがある人だったりした。 ひとつ高級品を揃えたり、一度見栄をはったりするとエスカレートしがちだ。 身の丈に合う所持品と生活が一番だ。 必須と「あったら良いな」を分ける 事業で苦労したのをきっかけに、 必要なものは迷わず買う。「あったら良いな」は買わないようになった。 僕なりの考え方を、2つ例を挙げてみる...

興味に従ってみて、起きたこと②

 こんなことをしてみたい。 そう思ったときに、僕はしてみたら良いと思うし、そうした。 周りからはあまり理解されないけど、自分が没頭できることを見つけられるのはとても幸せなことだと思う。 目の前の興味に従ってやってみる。 いつの間にか少しできるようになっている。じゃあもっとうまくいくには?次のステップは?と動いていると自分なりに進む方向が見えてくる。 小さく、淡々と進めたら良い 興味を持ったときに、やらない理由を考えてしまうのが人間かもしれない。 新しい行動を起こすことは勇気がいるし、 その行動をバカにしたり、踏みにじってくるひとも意外といる。 一番きつく、でもありがちでもあるのが親しい人に否定されることなんじゃないかな。 僕の場合は母親で、否定とため息しか出てこない。 それはかなり残念なことだけど、 自分がやりたいと思ったことをやろうとするとき、冷ややかな目で見られることがあるのはよくあることだと思う。 気にせず、淡々と。はじめは大きな失敗もするかもしれないけど、 徐々に致命的な失敗にならないよう、小さく始め、無理のない範囲で積みあげられるようになってくると思う。 長く続けると、徐々に積み上げの効果が現れてきて、自分が成長する。 たまに現れる、応援者 この2−3年を振り返っておもしろかったのが、たまに記憶に残る応援者が現れていること。 僕はバリ島での出来事をきっかけに魚と釣りに興味を持って、それを深めてみたいと思った。 そうすると、釣りに連れていってくれる人がいたり、 もう全然使ってないからと新品に近い良い釣り竿を譲ってくれたり、 出刃包丁をいただいたりした。 そうやってポツポツとではあるんだけど、 明確に応援してくれている人たちも現れるんだなと感じる出来事もあって、 シンプルにありがたいし、自分の行動に改めて意義を感じた。 プロセスを楽しむ やりたいと思って突き進んでいる時の結果も大事かもしれないけど、 どちらかというと、結果に至るまでのプロセスが大事だし、 それを楽しんでいるからこそ、 上記の応援者が現れるきっかけになるんだと思う。 行き着いた移住先 そうやってプロセスを楽しんでいるうちに、 自分が想像しえなかった、魚や釣りが好きな人にはとても魅力的な移住先を見つけた。 「魚をさばけるようになりたい」と思ってから、 自分で練習してもなかなか上達しなかった...

興味に従ってみて、起きたこと。

事業に失敗したあと、無理やりポジティブに考える方法を考えた。 ある意味「どこでなにをするか」をいちから作り直せる。 その時は北海道にいて、コロナで思うように外に出れないのに寒波が多く、いつもより寒い年だった。寒さに対する限界がきていたのだと思う。 「暖かいところでやり直したい」と思った。 その頃『 ロングゲーム 今、自分にとっていちばん意味のあることをするために 』 という本を読んでいて、「好きなことややり甲斐があることが見つからないのなら、興味をもっていることを見つけ、何十年といったスパンでやってみろ」という話がでてきた。 「いま、自分が興味がわくことってなんだろう?」 それを探してみることにした。 バリ島での出来事 東南アジアで貧乏旅行をして、自分の興味が動く出来事があった。 魚をさばく経験をしたのだ。民泊のファミリーの友達が持ってきた鯉を、 調理方法が分からないからと捨てる話になっていて、 もったいなく思った僕は、Youtubeを見ながらその魚をアクアパッツァにしてみた。 そうすると、びっくりするほどおいしい。 魚がうまいといえば、日本だろう。 その時はまさかこんなに魚が好きになっていくと思ってなかったけど、 振り返ってみると、「どこで・なにをするか」が決まったきっかけとなったのが、このバリ島での体験だった。 釣りとの出会い 今僕は九州に落ち着いたんだけど、 東南アジアから日本に戻った頃は「どこで・なにをするか」がまだ分からなかったので、 「定住するのに気になるエリア全部行ってみよう」と思ってリゾートバイトをしてみることにした。 まずは夏の北海道から始めた。すると、働く初日から釣り好きのおっちゃんが働いているのを知り、一緒に連れていってもらえた。 釣りはあまり簡単に釣れるイメージがなかったのだけど、 そのおっちゃんはかなりの達人で、ヤマメやトラウトをポンポン釣る。 しばらくおっちゃんの言ってるコツを実践したり試行錯誤していたら、 自分までポンポン釣れるようになった。 自分で釣った魚の味は格別 ヤマメをオイル煮にしてみたら、やはりめちゃくちゃ美味かった。 でも一番感動したのは、リゾバ先の厨房を借りて素揚げをしてみた時の味だ。 この感動、一生忘れないと思う。 自分で釣ると鮮度が抜群なわけだから、そりゃうまいわな。 また、適当な川や海でも経験があると釣れそうかが予想...

僕が失敗から得たもの。

 はじめての事業に失敗して、人生をやり直した。 まず言っておきたいことは、「なんとかなった」ということだ。 この投稿を読んでいる人は、数年前の僕みたいに絶望してここに行き着いた人もいるのかもしれない。 そんな人に言えるのは、「人生はやり直せる」ということだ。 僕も同じような立場だったときに、いま僕がこれから書くような、「人生やり直せたから、いま絶望していても大丈夫」といった失敗から這い上がった人のブログをいくつか読んだ。 僕の反応は「いやいや、それはあなたがそうだった結果論で、いまの僕は終わりだ」って正直思った。 でもそれで諦めて人生終わりを確定させてしまうか、淡々と小さい習慣を見直して人生をやり直していくかの選択は、確実にあなたが握っているということ。 お金もない。事業は失敗。恋人にももう興味はないと言われ、家族や信頼していた人たちからも袋叩き。「人生最悪の日が来てしまった」と思っていた僕は、数年後「あの最悪だと思った日は、ある意味最高の日だったのでは?」と思えていた。 それは小さな習慣を積み上げたことで、考え方が変わったんだなと思えることだ。 潔くなる 大きな失敗をすると、潔くなると思う。 大きく失敗すると大変。やり直すにはやはり時間がかかる。 だからこそ、どうやって回避するかを考えるようになる。 小さい失敗で済むよう、小さく始めることを覚える。 自分を過信することもなくなると思う。 うまくいかないことだってあり得ると思いながら行動するようになる。 逆に、できることはやったのに失敗に終わるなら、しょうがないと潔くもなる。 これはひょっとすると、リスクを負って失敗に終わったことがある人にしか身につかない特権かもしれない。 世の中にあまり期待をしないほうが良いのだ。 自分にできることややるべきことを淡々と進める。 その結果をもとに、修正も加えながら、周りの反応も参考にはしながら、また淡々と過ごすのだ。 やらない理由を数えなくなった やりたいことがあったとしても、行動しない理由はいくらでもある。 でも行動すると、なにか起きる。 失敗に終わるかもしれないし、不安になるかもしれない。 でもうまくいくこともあるし、ヒントが舞い込んでくることもあるのを知った。 正直言って、あの試行錯誤の段階、安心感はないし奇妙な心地悪い状態が続くことがある。 その時にやらない理由を数...

2025年にやりたい2つのこと。

 2024年の1年を振り返ると、いろんなことに挑戦した1年だった。 とにかくやってみたいことは片っ端からやることにした。 多く失敗もしてめげもしつつ、「これは続ける価値があるんじゃないか」と感じることが2つあった。 忘れないように、記録しておこうと思う。 ①良い習慣を積み上げたい まず1つ目は良い習慣を積み上げること。 僕は初めて立ち上げた事業に失敗してしまったのだけど、 それはとても良い学びになった。 もちろん落ち込んで、金銭的にも苦労したし恋人とも別れてしまった。 そんな僕を救ってくれたのは「良い習慣」だった。 たったひとつの運動動画をすることから始め、それが芋づる式に良い習慣につながっていった。 小さな良い習慣がより良い習慣を呼んでいった話。 その運動習慣を始めたのは、2022年。 2023年に借金を完済する小さな習慣が身についた。 借金から抜け出すのに必要な、たった一つの習慣。 2024年には月3万円だけ、投資にまわすことに。 今まではたくさん稼いでもあるだけ使ってしまい、全然貯金がなかった僕が、 2024年の終わりには投資を続けたお金が45万円ほどに成長していた。 たかが45万円なんだけど、単純計算で10年やれば450万円になるわけだし、 複利効果は本当にすごい。 1年できると、もう1年、また1年と続けるのはそう難しくはないと思えてくる。 また、小さな良い習慣を積み上げる大切さが分かったのも大きい。 1日1万歩は歩く 毎日本を読む 毎日なにか書く などの小さな良い習慣を積み上げられると、自分にしっかりとした軸ができてくる。 もちろん良い習慣が蓄積することもあれば、悪い習慣が身についてしまうこともある。 それを選別して、良い習慣だけ少しずつ増やしていくことが人生の充実度につながってくると思う。 起業の失敗の絶望から僕を救ってくれたのは「良い習慣の積み上げ」だった。今年も良い習慣を淡々と続ける一年にしたい。 ②「今まで一番おいしかったもの」を集めたい 上に書いた、良い習慣のひとつとも言えるかもしれない。 2024年にある無愛想な同僚のおばちゃんにふと「今まで食べた中で一番おいしかったものってないですか?」って聞いた。 そうすると、とても無愛想でいつも不満や愚痴ばかりこぼしているおばちゃんの頬が緩み、「しまへびだね、上野の松坂屋の向かいの店だった。」とと...

失敗はしたほうが良いことに気づいた話。

  ひとつめの事業は失敗に終わってしまった。 精神的にも経済的にも回復をするのには時間がかかった。 でも3年経った今、失敗に対する捉え方が大きく変わった。 失敗をしなければ、うまくいくよう改善ができない。だから失敗しないようにとおそるおそる行動するのではなく、恐れず失敗をして、何度でも修正し成長する姿勢でいたほうがぐんと伸びる。 失敗に対する捉え方を学んだのは、事業に失敗したおかげだ。 早いうちに失敗をしていったほうがいい 事業を立ち上げる前、僕は成功しなければいけないプレッシャーにとらわれていたと思う。 すごくなきゃいけないというか、周りからの期待も大きかった。 事業も自分なりに石橋を叩いて慎重に計画したつもりだった。でもコロナを中心に、想定外のことばかりがおきた。 失敗が怖いから でも失敗しても、この世の終わりではない。むしろ、新しいことを始める機会になる。 事業の失敗は大変ではあった。でもだからこそ、「どうすればよかったか」を考えるし、「次どうすれば良いか」と教訓を得られる。 同じ失敗はなるべくしないほうがいい。そのためには、失敗をしないと。 特に母にはしばらく「あなたは失敗したんだから、安定した道を選んでくれ」と言われた。 はじめはショックだった。でも僕の答えは、「失敗しても良いじゃない。またいちからやり直すのがおもしろいんじゃないか」と言うようになっていた。 ある本によると、3回事業を立ち上げれば、良い確率で成功するらしい。人間は学習するかららしい。確かに、失敗した理由がいくつか残った。なら、その理由はつぶせるよう、ポイントが前より分かった。 失敗に対するアプローチが変わった 人生やり直し。次の事業の構想を練るために、いろんな仕事をしていた。 そのひとつの仕事で外国人向けの免税レジを担当した時、ミスをした。 前はもっと落ち込んでいたかもしれない。責任者によっては、結構怒っていた。 でも僕はそれよりすぐ、「なんで間違えたか」と「再発防止の方法」を探すようになっていた。 コントロールできるのは失敗をしたことではなく、同じ失敗をもうしないことだからだ。 自分で分からなければ、積極的に周りに聞くようにした。一所懸命防止策まで提案してくれる、とても良い人がいて同じ失敗をしなくなった。 ミスは必ず起きるし、失敗はする。失敗を恐れたり恥ずかしがるのではなく、失敗...

小さな良い習慣がより良い習慣を呼んでいった話。

3年前のコロナ禍。僕は事業に失敗してしまい、絶望していた。 病みきってしまい、家でまったく動けなかった。冗談抜きで毎日20時間くらい寝ていた。起きて暴飲暴食。無気力なまままた20時間の眠りに落ちる。 それが何ヶ月か続いたのだろうか。僕の体重は104kgに。体重計が壊れたかと思った。 でも身体に異変が起きていた。体の節々に違和感と痛みが出始めていた。 どうでも良くなってしまっていた当時から3年後。ある小さな習慣をきっかけに自分の状況がこんなに変わるとは想像できなかった。 きっかけは10分のエクササイズ動画 Youtubeで紹介されていた ある本 がきっかけだと思う。たった一つの小さな習慣を続けることがより良い習慣につながっていくことを説いていた。 正直、ひとつ習慣が身についたところで大きな変化に繋がるとは思えなかった。 でも健康に異変がではじめていた僕は、運動を始めてみた。大雪が降っている北海道では三日坊主に終わりそうだったので、天候にもコロナにも左右されず毎日続けられそうな Youtube動画 を自宅で。 しばらくはそのひとつのエクササイズ動画さえクリアすれば合格と言い聞かせることにした。 20時間寝ても良いよ。でもその動画だけは終える。 元サッカー部のくせにその動画はかなりきつく感じるくらい、身体はなまっていた。というか休みながらやっていた。 次第に動画の終わりに出てくる関連動画が再生されて、次のエクササイズ動画も続けられるようになってくる。一日2回できる日が訪れる。少しずつ運動量が増えていった。 不思議とエクササイズだけではなく、医者に腸内環境を整えるためにめかぶを摂るように言われたのを思い出し、一日一回は味噌汁とめかぶを食べるように。 中断していた収入補填のための仕事探し、その仕事がまた良い習慣をおしえてくれた。 借金から抜け出すのに必要な、たった一つの習慣。 そうやって少しずつ良い習慣が増えて、3年後にはこれだけになった。 早く寝て早く起きる 毎日1万歩を歩く 毎月プラス収支で終え、そのうち3万円は長期投資にまわす Duolingoで毎日語学を学ぶ めかぶを食べる 日めくりカレンダーでなにかを学ぶ はじめに言ったけど、当時はあの動画を一日一回確実にこなすタスクを与えてから、本当に良い習慣が良い習慣を生んでいくなんて信じられなかった。 無意味に思えたし、でもま...