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僕が先生になろうと思った理由

 僕は食と自然が大好きで、それ関連で事業をおこそうと思っていた。 事業を損切り後、この2つをテーマに全国をリゾバしながらどうするかを探していた。 その2年ほどのリゾバ中、共通して言われることがあった。 「龍は先生になったら良いと思う」 僕の管理というか、どう仕事をするかの指示を出す役割の人から立て続けに「先生が向いている」と言われたのだ。 今日は僕が先生をしてみようと思った理由を話そうと思う。 龍はよく聞いてくれる。 仕事の立場上は上司といえど、彼らからはよく質問された。 こう言いたい時、英語ではどう言うん? 歌詞でこんなフレーズが出てきたんやけど、どういう意味なん? 海外でどこが好きだった? そのような質問だ。 聞かれたからには、一所懸命答えてしまうのが僕だとは思う。 一所懸命答えると、長年の謎がとけたと大喜びしてくれるものだから、 僕も役に立てるならと彼らがおもしろがってくれるかなと思いついたことは自分からも話すようになった。 「龍はよく話を聞いてくれるし、分かりやすく説明してくれる。分からなかったとしても、言い換えながらわかるまで付き合ってくれる。先生が向いてると思うんよなあ」 築地の場外で働いているとき、そんなことを大将が言ってくれた。 「いやー先生は日本で有数のブラック職でしょう(笑)やりません!」 でもこんなやりとりが続くのだ。 そういえば先生向きか… そういえば、学生のときも親やお世話になっている人に先生が向いているよと言われることはよくあった。 でもそのときはホテルマネジメントに関心が強く、教職でコミットしなければいけない物が増えるのも嫌だった。 4回生の時に親友が教職関連で忙しくしているのを見て、この時間はバックパッカーに使いたいと、ゼミも無理やり理由を作って東南アジアで過ごすことが多かった。 要は時間が縛られるのが好きではないのだと思う。 自分が高校生のときも、自分を含めくそがき達に教育し寄り添い、部活も面倒を見てという生活に当時は共感できていなかった。 リゾバ中、何度も向いている仕事をまわりが示してくれたことで、少しづつ自分の意識も変わっていくのかもしれない。 時間に縛られない先生になればよいのでは? 時間に縛られるのが嫌なら、そうならない先生ができるのではないか? リモートでオンラインで完結できるようにして、しかも動画を作り込んでしま...

唐津は日本のサン・セバスティアンかもしれない

 「Ryu。サン・セバスティアンに行ったら良いと思うんだけど。というか、行ってみてほしいなあ。きっと、合ってると思うよ」 そう言ってくれたのは、僕が一番「このひとと働けてよかったな」と思える元上司であり、友人のOさんだ。 「元上司なんて言うなよ、友達だろ」って言ってくれたのに当時少し驚いた。 でもいま思えば、彼の魅力が凝縮されている一言だったと思う。 「Ryuが作ってくれたワカモレ、おいしかったなあ。サン・セバスティアン、良いよ」 今日は、こんな感じでブログをスタートしようと思う。 サン・セバスティアンってどこ? サン・セバスティアンはスペインの北東部、フランスとの国境のエリア、バスク地方にある。 小さい町で、いまでは世界的に有名な美食の町でもあり、料理の大学もあるほど食に力をいれている。 サッカー日本代表の久保建英さんがプレーしているレアル・ソシエダの本拠地でもある。久保さん、マヨルカというレアルといい、本当に住める場所が羨ましすぎる…学生時代の僕の一ヶ月の留学先はグラナダで、週末の滞在先はスペインの南側を攻めてしまった。 のはさておき、そのエリアの主要都市のビルバオからの距離感が唐津にとっての福岡とも似ていると思っているし、唐津にとってサン・セバスティアンの成功事例は勉強させてもらえる面が多いと思う。 サン・セバスティアンの魅力をググってみた。 サン・セバスティアンのことをググってみるとこのように出てきた。 それはそのまま載せてしまおうと思う。 サンセバスチャンが美食のまちとして知られるようになったのは、もともと観光資源が乏しい地域を活かせるよう、食を文化として観光開発に注力したため。豊穣な農作物と美しい海岸線を活かし、世界に類を見ない美食の街として成長しました。 1. 観光資源の欠如:サンセバスチャンは、もともと観光資源が少ない地域でした。しかし、豊かな農作物と美しい海岸線(コンチャ湾)は、観光開発の可能性を示唆していました。 2. 食文化を活かした観光開発:そこで、地元ならではの食文化を活かし、観光資源として開発に取り組みました。レストランやバル文化を盛んにし、世界中の美食家を魅了する街へと成長しました。 3. 独自の食材と料理:サンセバスチャンの料理は、地元産の食材を使っており、他の地域では味わえない独特の味があります。これは、世界一の美食の...

僕が佐賀の唐津に移住した3つの理由。

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 昨日、帰りがお隣さんと被ったので少し話していた。 「唐津によくきたね。でも君がなぜここだったのか、それが不思議でね」 確かに。 一度整理してみると良いかと思い、今日は僕が佐賀県唐津市に移住した理由を書きます。 唐津に移住した理由 ①立地のよさ 大都会福岡と、離島・大陸へのハブ 一番の理由は、立地のよさかなと思う。 いやいや、九州で立地のよさといえば福岡でしょうと突っ込まれるかもしれない。 僕もそう思っていたし、実際福岡で探していた。 福岡空港からストレスなく、2時間以内で帰りつける移住先がよかった。 でも豊臣秀吉が朝鮮出兵のときに拠点にして大名を集めたのは、唐津だった。 当時は飛行機はもちろんない。 船で海を渡るとしたら、唐津が良いという結論だったのだと思う。 その名残はまだあって、唐津にはフェリーターミナルが壱岐の島に行けたり、 対馬〜韓国にも2時間で行けちゃう。 小さい離島に渡れる船着き場も、唐津に多くあるらしい。 福岡中心地からはバスも電車も1時間半ほど。 大都会の福岡、空路への快適なアクセス、フェリーでの離島〜大陸までのハブ地になっていると思った。 国内外から友人が遊びにくるときに、空港から2時間以上かかってしまうとハードルが一気に上がっちゃう。 それが念頭にあった。 僕が世界で一番好きな空港は福岡空港だ 僕は世界中でいろんな空港を利用したが、好きなのは福岡空港だった。 利用するたびに、博多駅にすぐ行けちゃうのに驚く。 というか、もう少しかかるだろうといつも思ってしまい、電車を降りそこねることも少なくないくらいだ。 シンガポールのチャンギ空港も結構な頻度で利用したし、 空港の設備や規模、効率のよさはすごい。 でも都心へのアクセスの早さが僕には一番大事かもしれない。 もはや博多や天神は空港の一部と捉えているくらいだ。 別ターミナルに移動するくらいの感覚なのが素敵すぎると思う。 これだけで、20代の頃に「福岡に住んでみたいんよ」と周囲に言っていた。 ②自分に合った魅力が豊富。 僕はインバウンド向けの情報サイトを運営していた過去があり、穴場を探すことが多かった。 もとから、知る人ぞ知る的な場所が好きなのだ。 唐津には惹かれるものがある。 英語でいうと、"It feels right"=(なんか良い気がする)という直感なんだけど。 虹の松原をレ...

僕の通勤ルーティーンが決まった話。

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 僕のいまの通勤時間は車で15分くらいだ。 仕事が始まる30分前には着いてしまって、モーニングページをしたり、情報収集したり。 合計すると45分ほど、車の中にいる間なにをするか、 いろいろと試行錯誤した結果、英語の対談動画を視聴するのが気に入った。 理由は、良い気分で一日をスタートできるからだ。 その話を今日はしようと思う。 Mel RobinsのPodcastを聞く 実際に、車の中で「あー通勤はこれをしよう」と決めたきっかけの動画はこれだ。 出演者ふたりとも大好きで、よく視聴している。 選んでいる言葉がとてもよく、「物事の良い面」を見ながら話を進め、 「どうすれば人生がよくなるか?」「どうすればもっと成長できるか?」 と話が建設的で、多くの気付きがある。 そしてじんわりと、「あーそうすればよかったのか」「それやってみよ」と気持ちが前向きに向いたまま職場に向かえるのだ。 この YouTubeチャンネルのメル・ロビンズ はもともとはアル中やうつ病に苦しんだ主婦だった。 それが彼女が書いた『 5秒ルール―直感的に行動するためのシンプルな法 則』で全米ベストセラー作家になった。 彼女の「どんなときでも5秒ルールを実践し、選択につなげていく」シンプルな人生のコツはとても参考になった。 しばらくはメル・ロビンスのチャンネルを視聴すると思う。 好きなチャンネルは他にもいくつかあるので、それを組み合わせながら。 ちなみにどのチャンネルを視聴しているかを振り返ると、この3つだった。 Jay Shetty Ali Abdaal Mel Robins 自分なりのお気に入り動画を、できれば英語で。 僕はなるべく英語で聞いてみることをおすすめする。 そのためにも、字幕がでる形で、PodcastよりYoutubeが良いと思う。 僕はYoutube Premiumを月額1200円ほどで入り、広告の煩わしさと通信料がかからないオフライン再生を活用している。 でもYoutubeでなくても、自分が慣れた方法で良いと思う。 英語で、ぜひ伝えたいことをどう表現しているかを少しづつ感じていくと良いと思う。 日本語の世界ではあまりない、建設的でロジカルなんだけど人間味にも溢れた良い言葉のシャワーを浴びれる。 英語の勉強にもなりますしね! もしそれでも日本語で視聴したいなら、 僕だったら 本田健 さん...

英語の世界では、あなたの「なぜ」が大事。

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アメリカのサンフランシスコで育った僕は、考え方がアメリカ寄りだと思う。 欧米の人と日本の考え方は逆かもと思うことも少なくない。 だからこそ、お互い興味があるのだとも思うが、特に欧米の人を集客したいと思ったときに大切にしたほうが良いポイントがある。 それは、「なぜあなたはその仕事をしているか」を明確にすることだ。 英語圏のひとはあなたの「なぜ」が知りたい 日本では人気な商品が売れやすい。 ある種の信頼のようなものをお店側に寄せていて、プロがそういうんだから、それを買ってみようじゃないかという感覚を受ける。 でも欧米はちょっと違う。 「買ってみて価値がありそうか」を確実に、より意識して吟味している。 でも商店街や観光地で、オススメや一番人気がそこら中に並んでしまっているとき、どれにすれば良いのか選択に迫られるのだ。 その時、どう差別化をするか。 その差別化の方法は「なぜ」を見せることで、 それを英語ではAuthenticity(本物の、信頼できる)やLegitimate(正当な)(=legitと省略する人も多い) なぜをどう伝えるか ①歴史 長くその事業を営んでいると、やはり信頼されやすい。 本気度が伝わるからだ。 わかりやすい例は、「江戸時代から続いている老舗」といった歴史だろう。 ずっと本物だと認められていた和菓子や陶器など、とても信頼され、買われやすい。 また、勘違いしている人が多いが、必ずしも有名である必要はまったくない。 「ずっと漁師だった」「ずっと農家だった」「地域に根付いてきた」 これらも立派な歴史だ。 欧米系の人は自分が知らない世界を見て、自分の経験にしたり学びにしたりするのが好きな傾向がある。 僕もその一人だ。 苦労話やちょっとした工夫、事業をしていて嬉しいと思うちょっとした瞬間。それを覗けるのはとても貴重な体験だ。 ②好きなことである もう一つはその事業で売るものが自分の好きなことと直結していることだ。 「料理が好きだから」お店をしたり、「人の世話をするのが好き」で民泊をしていたり、健康に配慮するのが好き」だからジュース屋を運営しているほうが、 接していて気分が良い。 「儲かるからしている」と価格や接客が商業的になりがちだ。 「好きだからしている」ほうが事業をよくする意欲がでやすく、それは確実に顧客側にも伝わる。そのほうがファンを得やすく、口コミでも...

リゾバをしてみて本当によかった理由。

『  ずっとやってみたことをやりなさい 』という本を知っているだろうか。 僕はずっとリゾバをしてみたかった。 ポツポツとはしたことがあるのだけど、全国を縦断しながら、気に入った場所を見つけられたら、移住できたら良いなと思っていた。 僕の周りは結構なエリートばかりなのだけど、そんな彼らも仕事で逆境に立ち向かっているときには「リゾバにでも行っちゃうか」と冗談半分に言ってた。 でも僕は、まじで行ってみたいと思っていたのだ。 リゾバに行った2つの理由。 僕がリゾバを始めた理由は主に2つ。 2つ目は読者にはあまりピンと来ないかもしれないけど、僕の場合はこうだったというのを書いておくことも意義があるのかと思う。 ①貯金に最適だと思った 起業に失敗してどうしたいかと言えば、お金を貯め直したかった。 リゾバは都会より誘惑も少なく、確実に貯金が積み上がると思ったのがリゾバを始めた理由の1つだ。 他に選択肢がなかったわけではない。 ちゃんと就活もして内定もとれていた。これも意外で日本はあまり失敗に寛容ではなさそうだというイメージが覆った。 外資企業ではあったけど、失敗した経験がおもしろいと言ってもらえた。 その後も日系企業でも内定は出たし、本当に自分次第だと学んだ。 少し脱線したが、僕は結局リゾバに踏み切った。今が良いタイミングだと思った。 コロナが明けたばかりの当時はインフレが日本でも始まったところで、いろんな物が値上げラッシュだった。 でもリゾバは住居と食事がつくので、インフレがあまり関係ない。(リゾバの受け入れ側は大変だろうけど) しかもインバウンドが日本にどんどん来るので、リゾバ先は慢性的な人手不足。 時給がコロナ前と比べかなり高騰していた。 お金貯めるのにはリゾバ、今チャンスなんじゃないか? それは結局は、大当たりだった。 ②リゾバの体験が今後に活きると思った もうひとつの理由は、僕なりのリゾバの活かし方を思いついたからだ。 リゾバは慣れればそんなに難しい仕事内容ではないことがほとんど。 誰でもできる仕事をこなしながらコツコツとまとまったお金を作ることができれば、 「人を動かせるような良い経験」になるのではと考えた。 英語抜きで頑張ってみよう 自分の英語力を抜きにして、またなんかあったときにはこの仕事で淡々とやり直せる。 しかも、案外この仕事好きだ。 そんな仕事を見つ...

今でも英語を勉強するべき理由。

前回は僕が書いた一通のメールがきっかけで、人生が変わった話をした。 僕の人生を変えた、一通のメール。 メールひとつでこんなにも人生が変わるものかと驚く。 でもそれはたまたまではなくて、日々の積み上げと、「相手の役に立ちたい」という思いが大事なんだと気づいた。 シンガポールでの銀行勤務のスカウトだけでなく、活きた英語を使えることで人生の財産となる経験をたくさんできた。 今日は改めて、なぜ英語力を身につけるべきかまとめてみようと思う。 1. 良い出会いがある 当たり前といえば当たり前だが、英語ができる人は良い情報をもっている。 海外にいると、上に立つ人ほど「英語力はマスト」と思っており、英語力のレベルが高い。 日本だけ…かもしれない。 英語はできないのは仕方なく、通訳してもらえば良いと割り切られているのは。 今までは日本が経済大国だったので、通用したけど。これからはそうではないと肌で感じる。 (前澤さんのように拙い英語でもイーロン・マスクと仕事できちゃっているような稀なこともあるし、それはそれでとても格好良いけど!) でもやはり、海外の高度人材に接するのに満足いく英語力をもっていないと、その程度の人と思われがちだと思う。 日本でもそれなりの大学を出ていればそれなりの人だと思ってもらいやすい。 それと同じ。特に日本人だと英語力ができるだけで注目される。 2. 質の高い情報を得られる これはとても大きい。日本で流れている情報と、英語圏で流れている情報はぜんぜん違う。 もちろん、関心度が高い情報に関しては日本語に翻訳されている場合も多い。 でも正直言って、正しく伝わっていなくてむしろ逆の意味になっていることも多い。 それはその情報を見る視点が違うのだと思う。 英語圏では比較的その事象に対して「どう活かすか」を考えるのに対し、 日本では「どう悲観的に見るか」にフォーカスしているようにさえ見えるときがある。 また、日本では情報が限られていてお金を出さないと得られない情報が、 英語では無料公開されていることもすごく多い。 英語を学んでおけば、それだけ節約しながら自己投資できてしまう。 これは時間が経てば経つほど複利で差がつくと思う。 3. メンタルに良い 僕は英語と日本語どちらで情報収集するかと言われれば、ほとんどが英語だ。 なぜかと掘り起こすとメンタルに良いからなのも大きいようだ...