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英会話のハードルの下げ方を公開します②

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前回の記事では、「文法の勉強を1回横において、音を重視した学習をする」ことをすすめました。 日本の学校での英語の授業とは異なるアプローチなのですが、受験を勝ち抜きたいなら、従来の文法の学習で問題ないと思います。 でも英会話ができるようになりたいのだとしたら、別のアプローチをとらないと、結果はついてきません。 隙間時間を有効活用する 日本人にとっては、日本語があるので英語は意識しないと使う機会がない。 それを作りやすい一例は、自分の時間がある通学や通勤時間だと思います。 僕が今接客英語を教えているのは飲食店で、その生徒さんたちが通勤中に勉強できる英会話動画を探していて行き着いたのがこちら。 この人は高価格帯から低価格帯まで、「こういう接客をする人はこのフレーズ」といったように何歩も踏み込んで、視聴者に合った英語フレーズを提示する工夫がされています。 ここ大事です! 誰から学ぶかは、とっても大事。 余談ですが、僕が「接客英語 レストラン 学習」で検索をかけたとき、この動画は最上位の表示ではなかった。 これは僕の想像ですが、上位表示の動画はイケメンだったり、カメラワークがよかったり、雰囲気が惹かれるものが多かったです。実際、再生もほどほどにありました。 でも接客英語をちゃんとプロとして使ってきた人からすれば、(この場合、アメリカ育ちで複数ミシュランでも英語で接客していた僕です、自分でいうの少し恥ずかしいですが…) その上位表示の動画で自信満々に「こう言いましょう!」って言っている英語、完全に間違いではないですが、違和感がある…というものも少なくなかったです。 そんな中、これは違うな。これも違う。あっこの人すごい!と見つかったのが、 Hapa英会話さんの動画でした。 Have an end in mind. Have an end in mindとは「到達地をいつも頭においておく」というような意味です。 ゴールを意識しておけば、それに行き着くために今の行動が明確になります。 登山好きな人が「この山を登る!」と意識していれば、その山頂に向かって一歩ずつ歩きますよね。 この山の近くの川のほうがきれいかも。と目標がブレると本来のゴールから離れていってしまいます。 今回の接客英語の場合は、目的は、 「イケメンが話すちょっと間違った英語を視聴する」ことではなく、 「現地のレストランで...

英会話のハードルの下げ方を公開します。

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英会話が難しい。なかなか単語が出てこない。そんな悩みを持っている人はぜひ試してみてほしいことがあります。 「音を正しく習得する」ーーー。 これがマストで一番大事です。正直、日本の英語教育では一番大事にされていないのではないか…と思うレベルで、英会話ができないのは当たり前といっても言い過ぎではないです。 英会話ができるようになるために踏まなければいけない最初のステップは、一番使いそうなフレーズを暗記して、音をマスターすること。 良い例として、韓国の歌手グループ、TwiceやStray Kidsなどの世界的アーティストを生み出した音楽プロデューサーのJYPの話をよくします。 彼の場合、英語ではなくて日本語をどう勉強したかですが、 やり方は一緒で、僕も同じようなことをスペイン語や他の言語でもしています。 まずはその方法を紹介しているのこのショート動画をどうぞ。 しつこいかもしれないですが、日本語を勉強する方法をシェアされても…とガッカリしてはもったいない。 JPYはきっと、この方法で台湾出身のツウィに続く人発掘のために中国語を勉強したり、世界進出のために英語を勉強していると思う。 しかも、それなりの効果は出ます。これをしたうえで、もっと派生させていってはじめて英会話のレベルを階段のようにあがっていけるようになります。 まずは頻出フレーズを丸暗記 やっぱり言語は使わないと忘れてしまう。 ならばファーストステップとしては、一番自分の生活に沿った英語フレーズで100個覚えてみるのが良い。 日常会話をすべて網羅するのは骨がおれ、使わないと忘れる→やる気も失せる→挫折するの負のループに入る。 そのため、なるべく多く使う機会があるフレーズに絞ってみる。そうするのが英会話ができるようになるための最初の目標にGoodです。 日常の日本語を紙に書き込んでいく JYPの場合は音楽業界の方なので、そのオーディションに使う想定される日本語フレーズを100個抽出してそれを暗記しました。 同じように、自分の日常生活に関わる英語フレーズを100個用意してしまって、それだけまずパッと言えるようにする。 日常といえば、社会人にとっては仕事を切り取るのが良い。業務でよく使っている日本語を書き出して、英語にしておけば、使う可能性も高いと思う。 その業務で外国人と接する機会がある時に、準備が整っていれば言いたい...

唐津の散歩コースが最高だった話。

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  昨日散歩していたら海辺のベンチに座ってる白髪でゴルフ帽を被った人が座って休んでいた。 あっお隣さんだ。 ということで、今日はお隣さんシリーズを書こうかと思う。 唐津の中心エリアはは海がきれいな上にお城、神社、お寺と見どころも多い。 散歩好きのコースは、だいたい被るはずだ。 ふたりとも毎日歩いているが、僕は早朝に歩いている。 昨日は少し起きるのが遅くて、歩き出しが8時くらいだった。それではじめて被ったみたいだ。 どうしてるんだい? 唐津焼のギャラリーと仕事が始まった話をした。お隣さんはもちろん、そのギャラリーをよく知っている。 「へえ、そこと仕事ができるなんてすごいじゃないか。」 「いえいえ、先に英語研修を実施していた飲食店の社長さんが紹介してくださって。みなさんがとてもよくしてくださるんです。」 ゴミ拾いのおっちゃん。 そんな話をしていたら、浜辺のゴミを拾っているおっちゃんがいた。 「あの人はね、もう毎日ゴミ拾いをしていてね。前に表彰すべきだと市役所の人間に言ったことがあったんだが。本当にすべきだと思う。」 「あー。あの人ではないですが、もう1人海の守り人みたいなことをしているおじいさんがいますよ。会うと話をするんです。その人も唐津のことをたくさん教えてくれる人です。」 「ほーそうかい。そうしてくれることは、ありがたい話だと思うんだ」 そんな話をしながら、僕たちは散歩の続きを始めた。 散歩コースで見えるもの 「早稲田はね。僕の母校だった跡地なんだ。唐津東高校。今は移転してしまったけどね。」 「ここは水野旅館。良い旅館でね、好きな旅館だ。」 「ここは九電の寮なんだ。たまに食事会で使わせてもらうことがあってね。」 「へー九電に就職したくなりました(笑)」 「本当だなあ」 唐津神社によって帰る 「僕は唐津神社でお参りして帰るようにしてるが、妙見神社が西唐津にあって、そこの神主が僕の先祖なんだ」 「おえらいさんなんですね」 僕たちは唐津神社の狛犬を通り過ぎた。 「この前、唐津城の階段を走っていたんです。そこに狛犬がある気配を感じながら走り抜ける時にバッと動いたんですよ!!」 「えー?」 「猫が。狛犬は撤去されてるみたいですが、猫がそこに座っていたようです(笑)それにとても驚いてスマホを落としてしまい、バキバキに割れてしまいました。」 とスマホを見せた。 「僕はこ...

僕がフランスで学んだこと①

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  今週はフランスの話をすることが多くて、ブログでもフランスのことを書きたくなった。 北海道のニセコのミシュラン店で通訳とワインサーバーをしたときフランスワインにハマった。 イタリアワインが好き??龍もまだまだだな!!と注がれたワインで頭にぶわっとあるイメージが浮かんで、僕は冬の繁忙期が終わったら、貯金を吹き飛ばす覚悟でパリに飛んでいた。 自分で確かめないと まず言いたいのは、僕が経験したフランスは、噂とはまったく違ったこと。 特に父がひどい目にあったようで、イタリアを絶賛する反面フランスについてポジティブな話が出てきたことはなかった。 でもそれは、あくまでも彼にはそうだった。 だから、自分が興味を持ったなら、自分で経験してみるべきだ。 それがまず、フランスに行って僕が持ち帰った大きな教訓となった。 半分は運,半分は種類。 "Don't worry.You are.already one of us."(心配いらないよ。もう龍は、僕達の仲間だから) と名刺を渡してくれたローカルがいた。それはジーンととても嬉しくて、なにか困ったらローカルがいる。 これほど心強いことはない。 でも僕は結局彼に助けを求める必要はなかった。 ローカルの生活を体験してみる 僕は旅をする時、なるべく現地に溶け込むのが好きだ。 観光もあまりせず、ローカルの生活を楽しむ。 実際に道を聞かれたり、地元民だと思われることも多い。 スーパーに出かけ、うまそうな食材を買い、家で飯を作る。 運も良かった。親友がちょうどパリ駐在で、好きなだけ家と食材も使って良いと。 しかも入れ違いで彼は日本に出張が入り、僕は彼が働くオフィスに家の鍵を取りに行った。 オルセー美術館の裏にある、何百年も前に建った建物を改装したアパートだ。 窓が大きくて、食材もグルメなフランス人が住んでるかのような状態。 僕はすすめられたMONOPRIXに買い物に出かけた。 あれも欲しい、これも欲しい。僕は両手いっぱいに食材をカゴ積み上げ、それを見たマダムがくすくす笑いながら、「これも美味しいわよ」と言うようなことを言ったのだろうか。 勝手に追加される食材に目を輝かせながら、僕はメッシーと会計の列に並ぶ。 どうやら食いしん坊はパリの一等地でも受け入れてもらえるようだ。 やっぱワインも買わなきゃね。 僕の人生を変えたサン...

毎日、一個だけで良いから、新しいことを学ぼう。

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「迷惑があってはいけない」という言葉は日本でよく聞くことだし、 それ自体は良いことだと思う。 僕もすっかり引っ張られてそうなっていたけど、もう少し気楽な解釈に落ち着いた。 海外にいると、みんな思いのままに生きている。それで仮に迷惑がかかって、誰かを怒らせてしまったとしよう。 そんなとき、英語圏の人はこう言う人が結構いる。 ”Oh well, I learned something new today. Movi o”(まあいっか。今日新しいことを学べたじゃない。次に進もう) 「学べた」ととらえると世界が変わる これは何回でも言っていくことだけど、 「失敗がなければ、学びはない」ーー。 「学校で教えてもらったことが学びになるではないか!」と言う人もいるかもしれない。 それは確かにそうだけど、身になっているだろうか? 教えられたことをツールに失敗や経験を積んで学びになり、習慣につながり、自分に落とし込まれていると思う。 だから、迷惑をかけてしまったときや間違えてしまったときは、 「しまった」と恥ずかしがるのもアリだ。 それをきっかけに自分を高められる武士道的な精神を持っている人はそれはそれでカッコいい。 少なくとも英語圏では「まあいっか。次、気をつければ。気がつけてよかった」と気楽に考えて気分よく生きている人もいる。 プロの格闘家くんの学び 築地で働いていた時、なりたてのプロの格闘家君が売り子をしていた。その男の子はいじられるのがとても嫌いで恥ずかしいらしい。 周りはそれはあまり良しとしていなくて、彼を無視することが増えていた。 でも今思えば、 「無視されるのが一番辛いんだよ。笑ってもらえることは幸せなことなんだよ。」ということを彼に教えたかった愛情なのかもしれないと今では思う。 そんな彼が悩んでいたとき、僕はこんなことを言ったことがある。 「ラッキーって思った方がいいんじゃない? いじられた?ラッキー。 試合で負けちゃった!もっと強くなれるきっかけができたわ、ラッキー」 何でもラッキーを足して解釈を変えることで、失敗が成功のプロセスになる。 嫌なことがあった。それを口にするのもいいんだけど、 じゃあ、せめて最後に「ラッキー」と語尾をあげてみれば、なんかふわっと気持ちが楽になる気がしてくる。 嫌なことがあった。最悪ではなく、 嫌なことがあった。ラッキー。What can...

カナダのバーテンに言われた、”You Killed it"

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前に日本人の強みについて考えて書いたんだけど、 日本人の強みを5つ考えてみた。 日本人は縁の下の力持ちが得意分野のひとつだと思う。 僕も目立つリーダータイプより、リーダーを補佐する役割が好きだ。 それを思い出していた時、カナダでとても稼ぐサーバー達の補佐役の仕事をしていた時に、言われた言葉を思い出した。 関連: アメリカの日本食店で働くと、稼げる金額がレベチな話。 You killed it man, thanks. You killed itは、殺したという意味ではない(笑) 「やりきった」「成し遂げた」というような意味で、 お店でいうと、うまく営業をまわせたことを言う。 僕が働いていた店はバーも併設されていて、 その店で一番稼ぐのはサーバーでもマネージャーでもなく、バーテンダーらしい。 そのイケメンバーテンダー君。 僕ら補佐役を担うのは日本人が多いのだが、いつもとてもありがたがってくれて、 チップを分けてくれたり、ドリンクをごちそうしてくれたりした。 その気持ちが、嬉しいもんだ。 そんなに特別なことをしたわけではない。 お客さんの動きを見ながら、次バーテンが何をしそうか、その時にどんなことをしてあれば助かりそうか、先回りして整えておくだけだ。 別に英語力だって不要だ。大事なのはちょっとした心遣いで、これが海外でよく騒がれる、おもてなしの一種なんだと思う。 自分が得意なことをしたほうがいい。 仕事を選ぶ時、額面の給与で判断するのは、間違いではない。でも僕は自分が得意なことでまわりに貢献できる仕事内容であるほうが長期的にはより良いお金や待遇につながると思う。 得意なだけでなく、好きでもあったほうがいい。 これについて僕は結構あれこれ突き詰めたんだけど、 結局は英語でいうと、"what you don't mind doing"(やっていて苦にならない)くらい好きなのが良いと思う。 得意だけどその仕事が嫌で嫌で仕方がないなら、それは不幸だ。 僕が知り合ったなかでは、「絶対看護師は二度とやらない」と言った人に何人か会った。 その人達は、確かに看護師の醍醐味みたいなものに喜びを感じるタイプではない気がする。 やはり、自分が得意・そのスキルを持っていて、暇だったら無償でもやっちゃうかもしれない。 そんな内容の仕事なら、お金をもらいながらできるなら...

アメリカの日本食店で働くと、稼げる金額がレベチな話。

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なぜ英語を勉強するかと聞かれれば、まず一番シンプルな答えは稼げる金額が上がるからだ。 飲食業に対して、低賃金で激務っていう印象をもつ人は多いかも知れない。 でもキッチンだったらシェフ、ホールだったらソムリエなどにステップアップしていけば、 欧米ではとてもリスペクトされる仕事で、 繁盛店だと弁護士や医者より稼ぐ人だっている。 また、アメリカやカナダでは特にチップ制度があるため、 見習い段階でも結構な収入がもらえる。 今日は接客英語を磨き、欧米の特に日本食レストランで働くとどれくらい稼げるかっていう話をしてみる。 シリコンバレーの母の店 まだアメリカで寿司と天ぷらくらいしか日本食が認知されていない頃、 料理好きの専業主婦だった僕の母は、経理の資格をとってシリコンバレーで日本食や、 Yumeya を始めた。 はじめはとても大変だったそうだが、軌道にのり、 毎日食べに来てくれるようなアメリカ人や日本の駐在員の常連に恵まれて、流行った。 お店の営業時間は17:00〜22:00の5時間が基本。 仕込みも大変なため、ランチはしない。逆に出張シェフなどがキッチンを借りに来て、それで収益を得るように工夫していた。 バイト君たちの給与が、結構すごい。 月収50万円ちょっと。 バイト君たちは学生や主婦が多かった。 また洗い場やホールにでていかなくて良い職種は、メキシコ人が中心。 ホールはアメリカ育ちの日本人や、アメリカで結婚されている人が多い、日本語と英語が話せるスタッフが中心。 その人達が一日5時間、週6日のフルタイムで働くと、月給は50万円を超えていた。 僕も忙しい週末を手伝ったりしていたが、さくっと20万円ほど入るので割がよすぎるバイトだ。 それも流行っている店だと、チップ額が増えるから効率よく稼げるからだ。 ちなみに、その後の母の店は大手がまわりにたくさん日本食店をひらき、オープンメンバーが卒業し、人材獲得に負け始めると人手不足で大変になった。 母は、レッドオーシャンになりかけているのに嫌気がさし、まだ良い状態のうちに店を売却した。 そういった大変さはあるけど、店内の備品もそのまま売却できるのが良いところで、かなりのプラスで飲食経営ができたのも、アメリカで事業をするおもしろさなのかもしれない。 チップの制度を簡単におさらい そもそも、チップ制度がよく分からないという人は多い。 チ...