チャンスを掴む人の特徴

良い大学を出れば良い就職先に行きつき、良い生活が待っている。

ひと昔はそうだったのかも。今ももちろん、一部の人には当てはまるのは間違いなしで、実際にドンピシャで幸せそうにしている人も知っている。

僕の周りは「良い大学を出て良い仕事」を手にした人が多いけど、たまに連絡を取り合うと大半が「人生ってこんなものなの」とちょっと諦め混じりな人が多くて驚く。でも抱えているものが多すぎて、後戻りができないみたい。

じゃあこれからの若者はどうすればいいの?

これだけ多様化した世の中で必ずしも大学に行く必要はないと思う。

大学は魅力もあるけど、タイパがよくないかも。

チャンスを掴む人

チャンスを掴む人は、「見返りなしで良い人でいられる人」だ。

「何を言い出すんだ。勘弁してよ」って思うかもしれない。

なので、断っておくけど、

お人好しではないですよ。良い人だ。

階段で重い荷物を持って上がってる老人がいたら、迷わず「そこまで手伝いますよ」ってする人ですか。

道端で困ってそうな人がいたら、「大丈夫ですか、一緒に解決策を探りましょう」と提案したり、助けられる人を呼んでくる手助けをしていますか。

自分の用事に支障がない範囲で短時間で終わるなら特に、やってしまった方が良い。

「あっそれ私解決してあげられる」ってことがあったら、迷わずやっちゃえばいい。

日本では随分と人が遠慮しあって共存していて、それはそれで素敵な一面もあるんだけど、

もう少し人間らしく、善い行動をして良いと思う。

行動する人が少なめだからこそ、行動を起こした人を周りは案外見てる。

僕はたくさん就職オファーに恵まれた

見返りなく良い人でいなさいなんて大丈夫か?と思われるかもしれない。

それが実際後になって随分と大きな結果につながるのがずっと続いている。

いろんな善意が返ってきたけど、今回は前の記事とのつながりもあるので、

就職オファーに絞って僕が得たものを紹介することにする。

僕は就職氷河期に、ろくに就活もせずに「うちで働いて欲しい」と複数企業から声がかかった。

  • 外資系金融機関
  • 外資系ホテル
シンガポールで働くか、日本で働くかで選べるオファーレターでした。それは僕に能力があったからと言うよりも、良い人だったからなんだと思う。

「せっかくだからできるだけ相手の役に立ちたい」ってできる範囲で行動してたら、突然就職オファーがきたと言う感じだった。

とても条件が良かったけど、当時はなぜ自分にそんなオファーがあるのか、期待に応えられる自信もなくて断ってしまった。でも断ると結局は手伝える範囲で良いからとスポットで仕事を依頼してくれていた。

その後も自分の直感に従ってやってみたい仕事を転々として、世間からしたらふらふらしていたんだと思うけど、またまた何度も就職オファーに恵まれた。

第二新卒なのに?大卒カードの効果は薄れていくはずなのに?でもそういうの、自分次第であまり関係ないみたい。

  • 大手コンサル
  • ワイン商社
  • 珈琲屋
  • 食品商社
  • 編集会社

パッと思い出せる範囲でまた就職オファーが。

繰り返すけど、自慢したい訳ではない。周りはすごいと言ってくれるけど、正直自分はなんとも思わない。

それより可愛い子が向こうから話しかけてくれるときの方がよっぽど嬉しい。

こういった機会に恵まれるのは「学があるから」とか「英語ができるから」と言われるけど、就職オファー時点で僕が大卒か、英語ができるかを知らなかったケースも少なくない。

せっかく会った人にはできるだけ貢献したい」ととりあえず小さくでも役立ってみる。そういう良い考え方を持っている人には、その可能性に賭けてもらえることに気づいた。特に若いうちは。

まだ20代の時、親友が目を輝かせてよく言っていた。若いのはプラチナチケットなんだよって。

若い時って誰でも平等にある。平等かつ残酷でもあるかもしれないけど、その時期をどう過ごすかが大事みたいだ。

ジョブスじゃないけど、点って後になって振り返ったら線でつながるってこういうことなんだと思う。起きてる当時は気づいていないんだけど、後から振り返るとくるチャンスには理由があるし、掴んで良い。

まだ「それはただ青海さんが幸運なだけだ」と聞こえてきそう。なので、ある高校生の例を挙げようと思う。

高校生からのチップ

僕は今短期のリゾバで掃除の仕事をしている。

働いているホテルには修学旅行生がよく来る。

その高校生からの、こんな置き手紙があった。一字一句は覚えてないのだけど、こんな内容だったと思う。

「ふかふかのベッドでとても気持ちが良かったです。良い思い出をありがとうございました。頑張ってください」

よくある客室の電話の隣にあるメモパッドに書いてあった。

何度か書き直したのも分かる痕跡があり、清書がとても丁寧に書かれていた。

100円玉のチップも、添えてあった。

とても気持ちが伝わる、「ホテルで働く人たちを幸せにする行動だな」と嬉しかった。

小さい善意を積み上げる

僕は経営者のサポートをする仕事をしてきたし、自分でも事業を運営した。

経営者は、こう言うことができる子と働きたいと願っているし放って置かない。

僕がもしホテルの上層部や採用担当だったら、このことを学校に話し、お礼とともに「もし就職する時に興味があればうちで働いてくださいませんか、お待ちしております」というような連絡をして関係を築いていくと思う。

チームリーダーに渡した後、その手紙がどうなったかは知らない。だから今回はその高校生への見返りはなかったのかもしれない。でもこういった小さな善意を重ねられる人を、世の中は放っておかない。

前回、「中卒だから就職ができない」と嘆いていた子の話をした。

今回、この投稿で「チャンスを掴む人の特徴」を話したかった理由…

その中卒の子がそのチームリーダーだったからだ。

僕は中卒でも就職チャンスが舞い込みやすい考え方にするきっかけになるような言葉を考えながら部屋の掃除をしていた。そしたら、その置き手紙があったのだ。

だから僕は「これだ!」と思い、その手紙と100円玉をそのリーダーに渡しに行った。

「チャンス=(その子にとっては就職)を掴む人は、こう言うことができる子だよ」を添えて。

置き手紙+チップは誰にでもできることではある。でも敢えてやる人はとてつもなく少ない。それに価値があるのがポイント。

あなたにも必ず、自分にできる小さな善意が日々あるはず。その積み重ねが、チャンスを引き寄せる。

それが、良い出発点なんだと思う。

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現在、全国のグルメなリゾート地をメインにリゾバしながら、海外移住の準備中!

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【青海龍 プロフィール】

英語ペラペラでグルメなナイスガイ。サンフランシスコで育ち、海外で金融機関に勤め、ライターや翻訳家を経てブロガーへ転身。

美食も良いけどどちらかというとストリートフードが好き。

異常な早さでローカルと仲良くなれる能力を活かし、世界のおいしい物をレポート。また自由度が高い生き方をするためのお金の考え方をシェア。

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