1年リゾバした感想をまとめてみた!!
リゾバを始めて1年が経った。
コロナに苦戦しインバウンド事業で失敗。
しばらく落ち込んだ後「いちからやり直さなきゃ」と思い立ったのがリゾバ。
そういえばずっとリゾバで全国まわりたかったよな…と決行することに。
- 「所持金10万円で始めて、どれくらいお金貯まるか公開してみようかな」
- 「このインフレ禍、ひょっとして一番無理ない生き方なのでは…?」
- 「よし、とりあえずやってみよう。まずは馴染がある北海道から」
と北海道のトマムで始めた。
あれから一年。
結果、すごくあちこちでリゾバしたので移動疲れはするものの、すごくよかった。
その理由や感想について書いていこうと思う。
1. お金が貯まる
最大のメリットは「無理なくお金が貯まること」だと思う。
衣食住が提供される求人が多いので、一人暮らしより毎月の固定費が6万~10万ほど(場所によりますが)は浮く。
(1年通しての収支もこの投稿の最後に記載)
の浮いたお金は旅費や自分の目標のため、投資にまわしたりと自由に使えるお金になる。6万の余裕ができると、結構いろんなことができるもんだ。
2. 田舎は給与も低いが、消費も少なく済む
1.のお金が貯まると被るけど、稼げる金額は都会より少なくても手元にはお金が残りやすい。
「リゾバみたいな田舎でなんか過ごしたくない…」とバカにすることなかれ。
自然の中で気分が良く過ごす時間を増やすと、体調が良い。心がじんわり満たされている感じ。
リゾバは自然豊かな場所で刺激が少ない分、散歩や釣りに出かけることで楽しくゆったり過ごせる。
逆に都会ではストレスも刺激も多く、なにかと散財しがち。自分にあまり必要のないものにお金をかけざるを得なかったり、周りや広告に流されて無意識のうちにお金を使っていたりする。
刺激が多すぎて判断力が鈍るから、なんかお金使っちゃうんだ(笑)
リゾバでは衣食住が提供されてるので、その固定費分、毎月まとまったお金が手に入る。
給与の1割〜2割を投資にまわして、なにかあったときのための生活防衛費と今後のための貯蓄分を残して自由に使ってもお釣りがきてた。
よっぽど頑張ってお金を使わない限り、都会にいるより簡単にお金が貯まると思う。
3. おもしろい人に出会える
サラリーマンをしているより、(良い意味でも悪い意味でも)いろんな人が集まってるのがリゾバの職場環境だと思う。
僕は「できれば釣りして魚の料理したい!!釣り好きいたら良いな」と思ってリゾバをスタート。早々と釣り好きのおっちゃんが同僚で、すぐ叶った。
他にも、夏休み中の学生や日本を旅してるカップル、ワーホリや留学のスキマ時間でリゾバしている人、
パイロットの訓練の合間にリゾバしてる二人組もいたし、激務に疲れた医師が気晴らしにリゾバしてたりもした。海外からワーホリできてる外国人たちと話せるのもよかったなあ。
いろんな人の話を聞けるのがおもしろかった。
僕はちょっと変わってるので、出会いや遊び目的がメインの人たちとはあまりつるまず、ぽつぽつといた自営業のおっちゃんや若者とゆったり過ごすことが多かった。
なかには一人でマイペースに過ごす人も結構いて、観光地には困らないので一人旅も容易だ。自分に合った人間関係を構築しやすいんじゃないかと思う。
このブログで一番読まれてる投稿も、リゾバで会った人と接しながら感じていたことを文章化した内容のものだった。
4. 労働基準で守られているメリット
リゾバは基本派遣会社を通すので、無理ない働き方を交渉するための味方がいるようなもの。
変な中小企業に直接雇用で働いてしまうとサービス残業を強いられたり、休みがなかったりと大変なこともしばしば。
リゾバでは派遣会社を通すので残業代もしっかり出るし、労働基準や労働環境に困ったときは派遣会社に相談すれば、助けてくれる。
相談する機会は結構あったし、でも派遣会社をつつきながら解決に向かえたので強い味方がいた。
派遣先も大企業であればあるほど労務がしっかりしてるし、小さい会社に派遣されるとブラックになりがち。
派遣会社だって僕たちを派遣して利益を得る営利企業なんだから、結構対応してくれる。
交渉のコツは掴まないといけないし、ちゃんと働くのは前提だけど。
与えられた仕事をちゃんとこなす意欲と、その能力を向上させようとしているのが大事。
そうすれば派遣会社も派遣先も理解を示して助けてくれる。
Win Winが大事。
5. 働いてみることで道が拓ける
日本ではレールが敷かれた道がリスペクトされやすいけど、ときには興味に任せて飛び込んでみることも大事。
周りからは「なにを考えてるんだ」と思われがち、言われがち。
でもやってみたらいいよ。やってみて失敗もしながら軌道修正を重ねていくべき。
僕もとても自信があった事業で失敗して頭が真っ白の時に、とにかく自分の足場を固めようと世間で言われる底辺の仕事をこなしてみたいと思った。
大好きな調理で働いたり、「片付けのスキルをつけて損はないでしょう」と客室清掃もしてみた。
思った通り客室清掃の経験は、どこへ行ってもありがたがられるし今後とても自分の人生に役立っていくと思う。
話を戻すと、働いてみることで自分の今後について見えることがある。
リゾバの求人で調理に需要があるのが分かっていて、魚を捌けると重宝される。
だから今は東京、築地の魚屋でリゾバしながら魚をさばく練習をしてる。
インバウンド客を見ていると、和食への需要がすごい。
魚の調理経験を積んで海外に出れば、外貨をしっかり稼げる良い能力になると確信してる。
6. 人生は仕事だけじゃない
日本にいてある違和感は、仕事第一の人がとても多いこと。
一所懸命働くのは悪いことではないのかもしれないけど、仕事がうまくいくことが幸せに直結しているかのように生きてるように見える。
でもそんな事なくて、海外では「ゆったり思いのまま生きるために、仕事してる」
だから力を抜いて、まず自分の好きなことをする時間を確保する。
そのうえで、それを持続させるために、無理ない範囲で仕事を人生に当てはめるイメージでいるのが良いと思う。
リゾバ1年の収支!!
毎月の収支と1年を通して貯まったお金はこんな感じ。
収入ー支出:
2023年
6月:-7.6万円
7月:+14.3万円
8月:+8.2万円
9月:+11.6万
10月:+6.6万
11月:+6.5万円
12月:+2.1万円
2024年
1月:+4.8万円
2月:+10.7万円
3月:+3.5万円
4月:+5.1万円
5月:+7.5万円
1年の収支:+73.3万
毎月の家計とは関係なく、将来のために除けた資金や必要な物を買った支出は以下の通り。
資産:(手元に残っている)
投資:30.5万円(毎月3万円)
生活防衛:13万円(毎月1万円)
オランダ・寿司アカデミー・車用積み立て:6.5万円(毎月1万円)
支出:
東京生活:6.5万円
調理器具:6万円
パソコン:10.6万円
東京のほうがお金がかかる
支出に東京生活用の費用があったように、やっぱり東京はお金がかかる。
おもしろい人が集中してるし、刺激も多いけどその分出費にはつながりがち。
成長には良いけど、貯金には不向きだと感じた。
普段は身なりを全然気にしないけど、東京にいるとやっぱりそれなりの格好はしなきゃ…と思い衣類を買い足した。
料理人やSNSをしている人の影響で調理器具やパソコンも買った。
銀行口座で寝かせてるより、自分のポケットにお金が入るようになる能力や道具を買うことはして良いと思う。
生活防衛資金を毎月1万の積み立てに。理想は早く3ヶ月分の生活費くらいを確保しちゃうことだけど、
本当に緊急があった場合は投資資金のゴールドを売却すれば良いと思った。
インフレで通過の価値が下がってるので、こうしておいてよかった。
よって、この1年で自分の資産として残った額は、
投資:30.5万円
生活防衛:13万円
オランダ・寿司アカデミー・車用積み立て:6.5万円
=50万円
リゾバでゆったり暮らすのもあり
1年で50万円手元に残ってるので、3年続ければ150万円くらい。特別なスキルがなくても、やる気と健康さえあれば全国好きなリゾートで働きながら余裕で暮らしていける。
少しずつ資産も築ける。50万円なんてはした金ではあるけど、ちゃんと複利で長期運用を継続していけば、老後も基本問題なし。
FIREが叫ばれていたけど、無理してカツカツな生活をしてそれを達成するのはちょっと否定派。自分の興味に絞って毎日を楽しみながら成長しつつ、無理なく資産をつくっていくほうが今の充実と未来への備えが両立できると思う。
リゾバ、続けます
結論、1年リゾバしてみて良かったし、今後も続ける。
今滞在しているのは東京のど真ん中なので果たしてリゾートバイトなのかはさておき(笑)
魚が捌けてきれいな刺盛りを作れるところまでいきたい。
魚を捌けると優遇されるリゾバ求人がちらほらあり、北海道や三陸、銚子や北陸、山陰、九州など有名な漁港近くでリゾバしたい。
各地2ヶ月ずつ働いて、車を買って釣りに出かけて、魚捌きながら調理する動画コンテンツを作る活動をしてみたい。
バリ島で魚がうまく捌けなかったのが魚への興味のきっかけなんだけど、それが派生して寿司を握るところまでいってしまえばいろんな国で働きながら、おいしい物食べて成長もできそう。
また、今の魚屋で働いて日本であまり魚が捕れなくなっているのを知った。
これからも魚がいっぱい食べられる環境を維持するサステイナビリティに興味がわいた。
とにかく興味が湧いたらそれ関連で仕事してみることで、またもう1ステージ上の活動に近づけると思う。その積み重ねが後々振り返ると、おもしろかったなってなるんだと思う。
最後に
この投稿を書くにあたって、1年収支を家計簿に残して、公開していってよかった。
完璧ではないにせよ決めたことを継続できたし、結果を可視化することでいろんな気付きがあった。
コロナで生活が覆ることがあることを知って選択肢を多くもっておく柔軟性が大事だと思った。
リゾバは基本難しい仕事ではない。それでも1年で手元に50万円あって、人手不足だらけの日本で需要は高い。今後少なくてもしばらくは仕事がなくなることは考えにくい。
淡々とこの生活を続ければ、お金の心配は特にせず、ゆったり暮らせそう。これをベースに、なにかもっとおもしろいことを育てられたらと思う。
これからも月々の収支公開とともに、どういう考え方で日々過ごしていくのがよさそうか、僕が読んだ本や実際経験したことを交えながら発信していきます!!
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