仕事を辞めたい人へ:一年単位で考えるススメ。

あっという間に2024年も半分が終わり…

新卒で新生活をスタートして、「こんなはずじゃ…」と悩んでいる人が多いみたい。

僕も特に20代のときはとても悩んで、いつもメンタルが右往左往してた。

30代になってようやく悩まなくなってきて、あまり悩まなくなった。

はじめに結論を言ってしまうと、「悩まず行動だけ起こせば良い。1年、頑張ってみたほうが良いと思う、でも辛いなら辞めてさくっと次に進むのもあり」。

「僕が新卒だった頃に戻れたら、なにを自分に伝えるだろう?」とふと思ったので、

それがいま悩んでる若者に少しでも良いきっかけになればと思うことを書いてみた!

一年単位で考えるススメ

「石の上にも三年」ってよく言うけど、僕は反対派。

3年やってみるのもありだとは思う。

でも過度なストレスで身が壊れたら意味ない。

向き不向きは当然あるし、職場の人間関係だって選べない。

人間関係が外れるとメンタル大変だと思う。

その中で出来ることを淡々とこなしながら、人間関係もほどほどに過ごせるようになるのは今後どこでも役立つ、身につけたほうが良いスキルだし、

一度やってみると決めたことは上手くいくよう工夫してみるのは必須。問題解決は人生でずっとつきまとうから、他者の力も借りながらよくできちゃう能力、役立ちます。

自己処理できなければカウンセリングを使うとか、同僚に相談したり気晴らししたり。ズル休みもOK。結果、自分のパフォーマンスが上がるなら。

精神科に行くことも大事。日本ではずいぶんと恥ずかしい事だと思われがちだけど、欧米では必要時に使うのは当たり前。自分を大事に。

それらも活用しつつ、まずは一年淡々と過ごす方向で試行錯誤してみると良い。

それでもだめなら、別の道をやり直すことはいつだってできる。

1年もつと、もう1年は割と余裕がでてくるみたい。

1年が見えて来たとき、実際どうしたいかを検討する。あれこれとメンタルが散らかる時期だけど、まずは与えられた仕事を正確に、早く終わらせることに集中するのが良いと思う。

海外では経歴書も1年単位で

大学生の時にシンガポールでインターンをしていた時、お世話になっていたシンガポール人銀行マンにこんなことを聞かれた。

「なんで日本人は同じ会社にずっといるの?こっちでは他の会社に移らないのは、移れるくらいの能力や魅力がないからとネガティブに捉えられることのほうが多いよ」

ちょっとびっくりしたのを今でも覚えてる。

あれから20年くらい経った。

実際それは概ねそうだ。今まで会った優秀な人たちのプロフィールや経歴を見て、1年の契約を結んで働いている人が結構いると感じた。(そうじゃない人ももちろんいるけど)

  • 〇〇会社にして☓☓の経験を1年
  • △△会社にて□□の経験を1年
  • ...

「これらの経験を活かして御社のこういう分野でこんな仕事がしたい。もしくはこう成長したい」

と締めくくられていることが多い。
雇用側にとってもいろんな会社で、いろんな経験を積んでいるのはどういった仕事を任せられるか、具体的に想像しやすいと思う。

履歴書や面接は雇用側も求職者も良いことばかり言うわけだから、実際働いてみないと分からない。

そのため、会社の業務と適性がありそうならひとまず1年の契約を。

1年後にで双方がハッピーなら、条件を話し合ったうえで1年更新。

野球やサッカーの契約だってそうだ。グローバル化がどんどん進んでいるので、これから日本も終身雇用ではなく、そういった契約関係に近くなっていくと思う。

まずは1年、何に取り組む?

「そんな履歴書に書くようなスキルや実績、ない…」と思うかもしれない。

でもはじめは、あまり誇れるような実績は誰だってない。でもそれは少しずつ作っていけばOK。

まずは1年、なにに取り組んだら良いんだろう?

「与えられてる業務をもっと早く終えられるように考えて実行できる」のだって良いし、

「業務に関係がある本を必ず毎日1時間読む時間をとる」みたいな良い習慣を継続してみる。

1年、「こんな仕事でこんな能力を培い、この能力で御社のこういう分野で貢献できます」と書けるよう、自分を磨くポイントを絞って1年を過ごしてみると良いと思う。

一個できると結構派生していくもので、関連したなにかをやりたくなるかも。

僕の場合は寿司を握れるようになりたいと思うようになった。

逆に、1年やって合わないと分かれば、まったく違うことをやってみたくなることもあるだろうし、それはそれで良いと思う。

そうやって日々実験しながら自分なりの良い行動をしていけば、自分の意識も変わってくるし、周りも見ていてくれると思う。

せっかく働いてるんだからベストを尽くしたほうが長期的リターンが大きいと思う。

圧倒的にGiveしてみて、だめなら1年後また考えれば良い。

日本の企業の良いところは?

日系企業はとても面倒見がよくて、できなくてもしっかりサポートしてくれるし、長い目で育つのを待ってくれるところがある。

海外でいろんな人と出会うけど、「若い時に日系企業にいてそのときの研修が今でも役に立ってる」という話をした人がいたのは結構いた。

日本の企業のとてもすごいところはないだろうか。研修がしっかりしていて、将来グローバルな環境でも活きることを教えてもらえるってことだ。

「1年は続けて見たほうが良いのでは」と思う理由のひとつが、この研修力。どこに勤めてもマナー口座や業務のホウレンソウやPDCAの作り方など、基本は同じ。

それを習得するのには一定期間必要だし、その点においてはどこの企業も大差ない。

それならまるっとひとつの企業で経験しておいちゃうのが良い。

上司がテキトーで無能に見えても、自分のタスクを終えることをコツコツと積み上げる。

「長期的にこれで大丈夫なのかな」と抽象的に悩むのではなく、今日をクリアする経験を重ねることに集中するのが自分のためになったんだろうなーと、自分を振り返ったときに思う。

与えられた仕事を期限内に終える。それができるならもっと早く終えられるよう工夫する。ちょっと余裕をもちながら仕事ができるようになるように、試行錯誤する。

それを重ねてると、「見てる人は見てるんだな」っていうのを実感できるときがくる。

淡々と過ごすのが一番

理不尽に怒られたり、しなくて良い残業が多かったり、雑務ばかりだったり。自分が思うより結果がでなかったり、周囲の期待と自分がしたいこととギャップがあったり、人間関係にうんざりだったり。

でもそんな人ほど淡々と過ごしながら、周りのことではなく、自分が成長できたり幸福度が上がったりする方向に進むことを意識して良いと思う。
以前読んだある本によれば、幸福度の上げ方は、
  • 健康
  • 一定以上のお金
  • 他者貢献
  • 問題解決
  • 自己成長
らしい。

日本では特に「より多く稼ぐ」ことが美化されがちだけど、幸福のなかでは一端にすぎない。

ありがちなのはお金のために健康を壊す。日本ではよくあることだけど、異常だ。

無理なく健康を維持しながらお金を稼いで分不相応に使い、周りの役に立ち問題を解決して、その結果自己の成長につながるのが幸福度が上がる要素らしい。

エンタメ性や刺激はほどほどか、なくても良いみたい。

ないものを永遠と羨ましがるより、今当たり前にあるものをどう活かすかに意識を向けられるよう自分を変える。

それはみんな身につけられる能力で、淡々とじんわり気分が良いな。くらいで日々過ごせると、一番健康的でなんでもうまくいく気がする。

老害には注意

最後に老害には気をつけて。その人達と時間を過ごしすぎると、自分もそれが身についてしまいがちだ。だからそういう老害はスルーか逃げるかに限る。

「お世話になったのにもう辞めるのか」や、「他に行っても同じことになるぞ」など、いろいろと言われるかもしれない。

でもそれは向こう側のポジション・トークであることが多い。

冷静になって、「どうすれば一番自分がより成長できるだろう?」と自分に問えば、最善の回答に行き着くと思う。

今の場所に残って踏ん張ることか、新しい道を進むほうかーーー。

それを判断する良い目安が1年働くことだと思う。

1年やってみてそれから次を考えるのはキリが良い。

でも無理しすぎることはない。最終的に責任をとれるのは自分しかいないのだから、熟考必須。

辛ければ傷病手当で休職したり、失業手当をもらいながら転職だってできる。どっちにせよ大変なこともあれど、後々良い経験だったって思える日が来るよ。

自分が納得できる道を、悔いのない選択をすれば良いと思う。

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現在、全国のグルメなリゾート地をメインにリゾバしながら、海外移住の準備中!

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【青海龍 プロフィール】

英語ペラペラでグルメなナイスガイ。サンフランシスコで育ち、海外で金融機関に勤め、ライターや翻訳家を経てブロガーへ転身。

美食も良いけどどちらかというとストリートフードが好き。

異常な早さでローカルと仲良くなれる能力を活かし、世界のおいしい物をレポート。また自由度が高い生き方をするためのお金の考え方をシェア。





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