投資を始める前に読んでおくべき本3冊!
歴史的な円安もあり「このまま日本円を銀行口座に置いてるだけじゃまずい!」と投資を検討したり始めたりしている人も多いみたい。
僕は親のすすめもあり投資は高校生からしていた。でも今のようにNISA積み立てではなく個別株を中短期で投資することが多かった。
はじめは案外儲かるもんだ。コツコツ儲けを積み上げて、ある日一気に大損する…というのを何度か経て、いまは長期運用の積み立て投資に落ち着いた。
無理なく月3万円投資、積み立てNISAがあって良かった。
オススメの本を記載する前に自分がどんな投資をしているか、さっと書こうと思う。この投資方法に行き着いたのはおすすめの3冊を読んだからだ。
2023年12月から月3万円をNISA積立投資。
含み益は7月1日時点+3万2131円で、全体の評価額が27万6137円。13.2%増。
NISAを活用すれば一定額までは売却益が無税なのだからありがたい。
NISAがあるおかげで、その対象になるゴールド、オルカン、米国債に比較的簡単に絞れた。特にはじめはコストや課税は最小限で。
パラジウムや銅などの貴金属や仮想通貨に投資しようか考えたこともあったけど、ひとまずNISA枠が埋まるまでは上記3つに投資。
毎月家計からお金が余ったり、臨時収入があった際には半分をNISAに追加で投資。(もう半分は自由に使ってる)
あまり時間もストレスもかけずに長期投資が気楽。
歴史的な円安が被ったこともありNISA投資はちょっと順調すぎた。その後も上がってたけど7月後半現在、株価下落と円高が一気にきて調整中。
でも含み益が飛ぶのを目の当たりにしても、長期・トータルで勝てればと思えるのが長期投資の良さだと分かった。
下がっても買い増すだけなのでストレスが少ない。
もう淡々と継続一択だ。
どこに投資している?
投資する3万円の内訳はゴールド1.5万円、オルカン1万、米国債0.5万。
米国の金利がしっかり下がるまではこの比率で毎月14日に積み立て投資していこうと。
積立NISAを始めたのは35歳で、65歳まで30年ある。
なんで月3万円かというと理由はふたつ。
- 現在の収入の10%くらいで月々の家計に無理がない。
- 30年後に投資で2000万円を目指すとで毎月3万円を積み立てると2500万円になる。(年利リターン5%で計算)
自分のお金の使い方や理想の生活を考えると、それだけあれば老後は概ね十分。急な出費や病気、投資先の暴落などその都度工夫は必要だろうけど。
自分年金はこれでok。完璧は不可能だし。
参考:月3万円積立投資していったら30年後にいくらになるか、計算してみた。
前置きが長くなったけど、この投資方法に落ち着くまでにかなり本を読み漁った。
中でも影響を受けた本が3冊あって、
それらのポイントも交えながら、若い人たちがどう資産形成を考えれば良いか、僕が学んだり経験したことをシェアします!
1. Psychology of Money
僕もお金の捉え方を誤解していた一人で、投資で利益をあげるのは贅沢な生活をするためと思っていた時期がある。
それもありだけど、本当は自活を投資リターンで賄っていけるようにするのを狙ったほうが良い。
NISA投資が向いているのは後者。長い期間をかけて自分年金を作るイメージでいるのが調度良い。
贅沢するのは、自活するのに余裕資金ができてきてからが健全。
本のキーワードは以下の通り。
- お金で見栄を張るな
- お金ではなく、優しさや謙虚さで尊敬を集めた方がいい
- お金で買える最大の資産は自由
- 人生を自分でコントロールできてるかが共通してお金持ちの幸福につながってる。ブランド物やラグジュアリーではない
- 目的なしの貯金でもしたほうがいい。いざというときに自由がきくようになる。待つべき時は待ち、チャンスには飛びつく余裕をもてる。
- 継続が大事。投資から退場しないのが何より大事。
この本を読んでから、毎月プラス収支で終わることにこだわるようになり、散財することがなくなった。
倹約することが資産形成にはとても大事。
高価なものをもてるのはお金が手元にたくさんあることだけど、実際資産があるかは分からない。資産家は何もしなくてもお金が入ってくる仕組みをもっている人で、支出より収入が上回っている人だ。
お金持ちであることではなく、資産家になることを目指すべき。
Youtuberでもありリベラルアーツ大学を運営している両学長が言ってたんだけど、資産家は毎月の収支が+で終わる人を指すと言っていた。
で、この当たり前かのように思えることを実際継続できるかが資産家への分かれ道だ。
ガソスタ勤務のおじいさんが億万長者に
良い動画。アメリカのガソスタで働いていたおじいちゃんの資産がすごいことになっていた話。
— 青海 龍の多動日記 (@ryu_aomi_wisdom) July 10, 2024
でも実際言うのは簡単、やるのは大変。実際できるかが単なるお金持ちと資産家の分かれ道なんだと思う🍀https://t.co/1j11wYSIWN
すこし驚いたんだけど、このYoutube動画にもやっぱり「そんな倹約生活、幸せじゃないでしょ。贅沢したいから投資するんだよ」って反論してる人がいた。
僕は「なるほど!!資産家は今すぐお金持ちになる欲を手放すから、倹約して作った貯金を投資して資産家に行き着くんだな。よし、そうしよう」と思った。
どっちが正しいかではなく、どっちの価値観が自分に合ってるかなのかもしれない。
本にも出てくるのだけど、一夜にして大金を手にする人はいるけど、そのうち大きく失ってることの方が多い。
一夜でお金持ちになることを夢見るのは諦めるのが長い目で見れば賢明。長期投資で複利効果でお金を増やしながら、毎月プラス収支で終わり、収入の一部を投資にまわせるよう倹約すべき。
また、これから蓄財しようと思う人にとっては、限られた資金でなるべく豊かに暮らす工夫をするのが重要で、実はこのプロセスがおもしろいのだ。ヒントは本にも書いてある通り、散歩や読書、自炊だと思う。
2. Just Keep Buying
経済ニュースで刻々とマーケットが変化し、買い増しや損切りに迷うことが多かったけど、
なるべく早く、愚直に買い続ければ良いということを、豊富なデータとともに教えてくれたのがこの本。
『JUST KEEP BUYING 自動的に富が増え続ける「お金」と「時間」の法則』
本のタイトル通り「買い続ける」のが大事だし、なるべく感情を抜いて機械的に行うのが良い。
その機会的に行う方法を教えてくれたのがこの本だった。
本の内容を簡単にまとめると、
アメリカ株ではなく全世界株に投資したきっかけになった
著者がアメリカにいることもあってか、本ではアメリカ株のインデックス投資が推奨されてるけど、
ちょっと皮肉っぽいけど、この本がきっかけでアメリカ株のみより全世界株に投資することを決めた。
へーと驚いたのが、過去のパフォーマンスが圧倒的によかったのは米国株だと思われがちだけど、実はスウェーデンらしい。
アメリカの覇権が続くかだってわからない。それだったらより分散投資できるのは全世界株だと思う。
それをこの本で学んで僕はS&P500ではなく全世界株(オルカン)に投資することにした。
オススメは無理ない毎月積み立て
この本でもドルコスト平均法で毎月一定額を積み立てるより、
一括投資の方がパフォーマンスがよくなる確率が高いらしい。しっかりデータも添えてある。
まあ、一括投資できるほどのまとまったお金はないし、
一気に大きく稼ぐ必要も無い。
無理なく安定して増えていってほしいので、リスクと対価のバランス的に積み立てが好きだ。
FIREが叫ばれてなるべく多く入金をすすめる本もたくさん出てるけど、この本に記載通り無理しないのが良い。月3万円から始めることにした。
給与から証券口座にも毎月決まった額が自動振替され積立投資されるよう設定した。
臨時収入は半分投資、もう半分は自由に使う
本にならって、臨時収入があった際やお金が余ったときは、半分を投資に、半分は自由に使うことにした。
シンプルで分かりやすいし、お金が浮いたらその半分は投資にまわせると思うと、節約志向が生まれやすくもなり無駄な浪費が減った。
最後に暴落時も愚直に買い続けるべきだと書いてあるのが大きかった。
7月後半現在投資先がかなり下げてるけど、本を読んで心の準備ができてるので、そういう時は小分けにして買い増すだけだ。
この本を読んだおかげで、これからも淡々と買い続けることができる。
バビロンの大富豪の教え
最後には『漫画 バビロンの大富豪の教え』
いま思えば出会えて本当によかった一冊。
ポイントはこんな感じ。
- 収入の十分の一を貯金せよ
- 欲望に優先順位をつけよ
- 貯えた金を働かせよ
- 危険や天敵から金を堅守せよ
- より良きところに住め
- 今日から未来の生活に備えよ
- 自分こそを最大の資本とせよ
あとはより収入を多くするにはどうすれば良いか、一歩ずつ進むのみだ。収入を上げるには時間がかかるけど、そのプロセスが楽しいのであって少しずつ上げていけるようできることから1歩ずつだ。
入金力を高めつつ、投資は継続こそ力なり。
いまは無理なく月3万円を積立投資しているけど、徐々に自分の収入を上げて投資に入金できる金額を増やしたい。
読んだ3冊の本のおかげもあり、投資に関してはずっと続ける。賢人が続けろというのだから、それを守るべきだ。案外、守らない人が多いんだけど、そこは規律性をもって暴落も気にせず投資を積み上げたい。
参考までにそれが来た時の感情の揺れや資産の目減りも公開していこうと思う。でもそれを乗り越えた時にしっかり資産は増えていくはずだし、実際に公開しながら情報公開していけたらと思う。
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