【簡単】僕が不思議と怒らなくなった、2つのコツ。

 僕は良い人だと思われることが多く、おおむねそうだとも思う。

そのため、ストレスを溜め込んで爆発してしまうことがよくあった。

怒ることは基本的にはメリットがない。

例え誰から見ても自分に非がなかったとしても、

怒ってしまっては自分が損に終わってしまうこともある。

怒るのではなく、怒らずにさらっと場をおさめることができる方が良いのに気がついたし、

その簡単なコツがあるなと思った。

すぐ効果は出ないかも知れない。でもノウハウとして知っておいて、

なるべく怒ってしまうような出来事があった際にはそのコツを使ってみる。

それを繰り返すようにしていたら、

いつの間にか怒らない人に近づいていけると思う。

1. のれんをイメージする

とっても簡単なコツと言う理由は、ふたつともイメージをするだけだからだ。

なにか怒りそうなことがあるとき、

それは人がのれんをくぐるときのように感情が怒りの方向にもっていかれる。

人がのれんを通ったら、のれんはすぐに元の位置に戻るように、

怒りそうなときに、そのまま怒りの方向に行くのではなく、

のれんのように元の状態に戻す。のれんがすっと戻るのをイメージしながら。

これをイメージするようにすると、ぐんと対処が冷静になる。

僕はかなり、「最善の形で終われるにはどうすれば良いか」を考えてから、逆算して言葉をかけたり行動にしたりできるようになってきた。

怒りそうなときは、一回のれんが元の状態に戻るさまを頭でイメージしよう。

それから行動すると、怒りで損することがぐんと減る。

2. 川の流れをイメージする

こっちのほうが「あーそれね」と当たり前感があると思う。

「水に流す」という言葉があるくらいだからね。

怒りが湧いてきそうな出来事があったとき、あれもこれもはできない。

僕は「のれんをイメージ」してなるべくささっとその場を終わらせることに務める。

相手に非があればもうこちら側としては近くの人や上司、責任者に報告を。

自分に非がある場合は失敗や間違いを認め、謝り、大事なのは再発防止に務める。

失敗をしたほうが成長できるから、「一個学んだ、成長できた」と自分の中で喜べば良い。

で、再発しないよう防止策を自分で考えるか意見をもらえば良い。

そうやってまるく収まれば良いけど、

もやもやが残ることは必ずある。

そんなときは、川の流れをイメージする。

「あー怒りが流れていっちゃって、もうあんなところまで流れていっちゃった。まあしょうがない」

くらいにイメージすると良い。

切り替えて別のことをしたら良い。散歩に出かけたり話題を変えたり。

もうちょっと深い話を。

「なるほどね、やってみよう」って思ってもらえたなら、

もうこれ以上は読まなくても良いんだけど。

「そんなことかよ、なんだかイライラしてきた。時間返せ」って怒ってる人がいたらいけないので(笑)

もう少し、なんで「のれん」と「川の流れ」に行き着いたのかを話します。

それはタイで瞑想をしたときと関係が。

瞑想のときに印象的だったのが、お坊さんに感情があちこちに飛ぶのを、元の状態に戻すように促されること。

かなり長かったので、「足が痛いな」とか「お腹すいたな」の2つを行き来していたんだけど、

そっちに流れそうになったら戻す。

また流れそうになったら、「あっ流されてるな」と気づいたうえで元の無に戻す。

それを繰り返す。

これを短縮するとのれんに似てるんです。

のれんも動いたら、すぐ戻る。

のれんなので、通る客がいれば動かざるを得ないんだけど、

勝手に元に戻ります。

それが何事も動じない心に鍛えてくれるんです。

また、仏教では生きていれば苦しいことがあるけど、なかでも執着が苦しいと。

失恋や倒産、災害で大切なものを失ったとしても、

それは川から流れていってしまっているもの。

そんなときは執着せずに、「今度は川上からなにが流れてくるかな」と気持ちを切り替えるしかなくて、

苦しい経験を糧にして、今あるなかで前向きに生きる。

結局は幸せな人は、それができてる人だと感じるんだ。

「のれん」と「川の流れ」がもたらしてくれたこと

シンプルに言えば、「自分の機嫌を自分でとれるようになった」と思う。

機嫌よく過ごすことは、大事にしたほうが良い。

誰だって訓練すればできるようになることだし、

自分でそれがコントロールできるようになると、

じんわりと気分良く過ごせる日がつづくようになる。

そうすれば周りともうまくいきやすいし、

良い関係ができると、幸福度が高くなるのは

ハーバード大学の研究でもわかってきていることらしいよ。


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