起業に失敗しても就職に有利だった話。
前回は起業で借金を作ってしまい、それを返すために建築現場の仕事をした話をした。
当時は焦っていたけど、起業が失敗したことは幸運や習慣を引き寄せる理由になった。
「起業にはリスクが多い」と思う人は多いのではないだろうか。
「失敗したら嫌だ」とも思うと思う。
でも僕は起業で失敗したことによって、失敗に対する見方がガラッと変わった。
「失敗はしたほうが良いもの」だと。
起業の失敗は就職に有利に働いた。
正直いって、起業に失敗した人間を雇ってくれる会社なんてないのではと思っていた。
でも建築現場で働きながら転職エージェントに登録し、担当者と面談をすると、
「すごいじゃないですか、起業なんて僕にはそんな勇気はない。そのチャレンジ精神を買ってくれる会社はたくさんありますよ」
となぜか僕より鼻息が荒かった。僕の目は点。僕の悲観的な空気と、エージェントの燃えるようなポジティブ空気の差に戸惑いさえ覚えた。
「僕がもっている中でよさそうな求人を、なるべく早く進めます!」と一所懸命動いてくれて、面接はトントン拍子で進んでいった。
本当に彼の言う通りで、僕のネガティブな予想とはまったく逆の結果が待っていた。
思い悩まず転職エージェントに頼ってみるに限る…
面接でひとつだけ気をつけたこと
ひとつだけ良い選択をしたのは、「見栄は捨てる」ということ。
あまり企業の代表をしていたことや実績を語りすぎると扱いにくい人材と捉えられかねない。失敗したという弱みもしっかり提示して、学び直したいというスタンスで面接を迎えた。
主に僕が面接で話した内容としては、
「起業に失敗してしまった。でも運営している中で一緒に働いている人がとても高いクオリティで働いてくれていた。小さな会社で、もっと人が辞める想定をしていたのに、みんな定着してくれるのでコロナ禍では人材過多になってしまっていた。やりがいがあるとお礼を言われることも多く、良いチームを作るのに適正があることに気づけた。失敗した経験や、起業で気付いた自分の適性を活かして御社と成長したい」
というようなことを言ったと思う。率直にそう思っていた。
なぜ弊社で働きたいのかという問いにもお世辞を辞めた。
「小さい会社は風が吹けば飛ぶことを学んだ。今度は骨格がしっかりした大きな会社で、自分に足りなかった部分を学びたい。なるべく多様な組織に勤めて、自分を成長させたい」と一緒に成長したいと思ってることを伝えた。
面接はとてもスムーズだった
実際、転職エージェントが言った通り、面接官の反応はよかった。
「なかなか起業にチャレンジしようと思った人に出会えることはない」
「たくさん苦労もしただろうから、その知見を活かしてほしい」
といったように、どの面接官も好意的に捉えてくれていて、とても拍子抜けした。
失敗しても、大丈夫だった
最近、破産や廃業の話が珍しくない。
「店を閉めることにしました」という趣旨の張り紙がしてある飲食店もたくさん見かけるようになったし、経営破綻した船井電機のような大企業でも失敗してしまう世の中だ。
倒産を経験した経営者や従業員のなかには絶望している人も少なくないと思う。
でも僕は大丈夫だった。自分の会社ではなくても、他社でも活かせるスキルは必ずある。
「起業に失敗した人生最悪な日は、3年後に振り返ると人生最高の日だったかも」と思えるようになった。
僕がそこまで来れたのは、捉え方を変え、見栄も捨ててコツコツ行動をしたからだ。
- 小さな、良い習慣を重ねる
- 毎月プラス収支で終わる
これは誰にでもできることだし、じんわり幸福感をもった日々は手に入る。
正直、ウルトラハッピー♪な気分でいることは減ったと思う、歳も重ねてるので(笑)
でも失敗前と失敗後、どっちが幸せかといえば後者だ。
だから、倒産や借金のような失敗経験があっても、その経験を活かす場所はある。
あまり悲観せず、見栄を捨てる機会がきてラッキーだと自分に言い聞かせ、
転職エージェントや行政に相談してみたら良いと思う。
失敗の捉え方が変わると幸せが近づく
このブログでは起業の失敗で絶望した僕がどうやって幸せを取り戻したか、そのプロセスを記録していきます。
やる気が湧いてくるエピソードや経験談。定着した良い習慣やいつの間にか定着してしまっていた悪い習慣も含めながら、日々じんわりと幸せに生きていくためのコツをシェアします。
良い話題があったら、ぜひ連絡してくださいねー!
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