マレーシアで良い習慣を重ねられるようになった話。
起業に失敗してしまい、精神的に落ちていた僕は今思えば悪い習慣を積み上げてた。
今になって振り返れば、そりゃうまくいかないわなと。
起業には失敗。彼女も「安定志向だから」と恋愛も失敗に。
ストレスがたまると、僕は過食気味になるようで、気がつくと体重が100kgを超えて、身体が異常事態に陥ってきていた。健康も失った。
- 動きたくない
- 人と話したくない
- ずっと寝ている
- 身体のそこら中に痛みがある
といった状況に陥ってしまったのは悪い習慣の賜物。
でも悪い結果が出たら、それは良い結果にもっていくチャンスでもあった。
アメリカの調査結果では、人生が好転するきっかけになるのは以下の3つらしい。
- 倒産や経済的失敗
- 恋愛
- 健康
なんと僕に関していえば、全部当てはまるではないか!なんて大変な状況。
でも大変なのは、大きく変われるときなのだ。
マレーシアで習慣がリセットされた
就職がマレーシアで決まり、新しい生活が始まるとともに僕の習慣はリセットされた。
仕事も時間が決まっていて、時間外に持ち込むような仕事ではない。
すると時間が余る。僕が最初に習慣を改善できたのは、健康だった。
家の前には大きな公園があって、朝早くからたくさんの人が運動している。
その公園を一周するのを日課にした。
あまり効果は実感できなかったけど、やるうちに少しずつもっとしたくなってくる。
マレーシアは気候も割とよく、これも大きかった。
早朝はまだ暑くはないので、太陽の光を浴びながら歩いていると、じんわりとした安心感がある。
良い習慣を続けやすい
マレーシアではプールやジムもついたコンドミニアムの新築マンションの家賃が6万円(1800RM)だった。
少し仕事で行き詰まると、エレベーターを降りるとすぐジムがある。
プールでひと泳ぎしたり、23階、屋上と庭があって鉄棒やワークアウトグッズがおいてあった。
プールとジムがある7階にはいろんな本がおいてある読書室もある。
滝が流れていて歩き回れてとてもリフレッシュできる。
部屋から下に降りてさえしまえば、良い習慣が待っていた。
はじめは1分泳いだらもう疲れていたし、
ジムでもちょっと筋トレしたらやる気が失せてしまっていた。
でもそれはオッケーで、いきなり劇的に変われるものではない。
下に降りて結局なにもしないまま、自分の部屋に戻ってしまうようなこともあった。
でも少しずつできるようになってくる。良い習慣が良い習慣を呼ぶ。
マレーシアでは良い習慣を続けやすい気候や環境、時間もあってとても感謝している。
きっかけは10分のYoutube動画だった
それは僕が恵まれていたからで、そんな良い施設もうちにはないし、公園だって狭い!
日本にいたらほとんどの人がこうだろう。
でも僕のマレーシアでの習慣はもっと遡ると、北海道の自宅で始めたYoutubeトレーニングだった。
その時は大雪が続いていて外に出るような状況じゃなかった。
コロナ禍で外出も自粛要請が出ていた。
そんな悪条件のなか、ネットさえ繋がっていればできることから始めたのが始まりだった。
正直、たった10分弱の動画が、はじめはやってられなかった。
でもなにか変えなきゃいけない僕は、毎日この動画さえクリアすれば合格と決めた。
この日課は、マレーシアでも続けていた。
小さい良い習慣を積み重ねる
冒頭で、僕が失敗をたくさんしたのは悪い習慣が積み重なったからだと書いた。
それは小さな良い習慣を積み重ねたから分かることだ。
たったひとつのトレーニング動画から始まった良い習慣は、少しずつ無理なく増えていっている。
- 毎月プラス収支で終わる
- 毎日一万歩は歩く
- 毎日なにか書く
- 毎月3万円、オルカンとゴールドに投資する
慣れてしまうと逆にこなさないのが気持ちが悪く面倒にも感じない。
歩くのは1万歩いかないまま日が過ぎてしまうこともある。あまりストイックになりすぎずに、それはそれでオッケー。次は達成しようくらいのスタンスで長く続けるのが大事。
日本語ができることが価値
もし日本でつまずいていたら、マレーシアに行ってみるのはおすすめだ。
僕はマレーシアで健康と良い習慣を取り戻したし、じんわりとした幸福感があった。
マレーシアで働く言語力がないよ…という人も大丈夫。
できるにこしたことはない。でも日本語ができる人材を探している求人もマレーシアでは多いからだ。
世界中で英語ができる人材はどんどん増えているけど、日本語ができる人材は少ない。
日本はまだまだ経済大国だし、マレーシアに現地法人をもつ日本企業も増えている。
日本向けのサービスを行うグローバル企業にとっては、日本語ができる人材を確保したいと考えるみたい。
とてもラッキーなことだと思う。日本人の給与は日本円に換算すると大した金額に感じないのだが(月給約25万円くらい)マレーシアではかなりの高給取り。
賃貸契約をするときも大家さんに「若いのに素敵だ!」って褒められるし、現地でできた友人たちに驚かれたことも。職場のローカル上司の何倍ももらっているのを知ったときはこっちがとても驚いた。
それも理由は英語やマレー語、中国語ができる人材はたくさんいる。日本語ができる人材は全然いない。需要と供給で日本語人材の確保には必要なコストをかけるというものだった。
この状況を活かして良いと思う。英語やマレー語を学ぶ気なしで行くのは苦労しそうだけど、少しずつ学ぶ姿勢があれば周りも応えてくれる温かい国だ。
当然、日本人にとっては日本より簡単にお金も貯まりやすいはずだ。
良い習慣が良い習慣を生む
マレーシアでの生活は、今思うと良い習慣が良い習慣を生んだ貴重な時間だった。
日本でうまくいっていなくて、なにかを変えたいと思っている人がいれば、ぜひおすすめしたい。
マレーシアに行かないと習慣が変えられないわけではないかもしれない。
でも日本を離れてみなければ、物欲を満たしたり結果を出したりすることではなく、無理せず気分良く過ごすほうが幸せだとは気付けなかったと思う。
気分良く過ごして自分の機嫌を自分で取れるようになるには、日々の良い習慣の積み重ねがとても重要だ。
失敗続きだった僕に良い習慣と健康をくれたのはマレーシアでの生活だった。
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