僕が金(ゴールド)に投資する理由
起業に失敗したけど、おかげで良い習慣が身についた。
建築現場の日払いの仕事を参考に、毎月プラス収支にすることで借金からは脱出。
毎月余るお金を投資にまわすようになった。
なかでも一番好きで積み立て続けるであろう投資先のひとつは金(ゴールド)。
ゴールドが良い投資先なのはよく知られてるだろうけど、僕は自分のある経験から金に対してとても自信をもっている。
投資先がゴールドだけになることはないと思うけど、今は投資できる金額の半分を金にまわしてる。
今日はそこまで金が好きになったある出来事を紹介する。
お金が必要なときに価値があったのは金だけだった
シンプルにまとめるならこれ。
僕がお金が必要だったときに、価値が上がっていたのは金だけだったから。
コロナ時、会社の運転資金に困った僕は自分の身の回りの物を売り始めた。
ブランド物やこだわって買った物はほぼ無価値だった。株もどんどん下がってすごい含み損。
それは当然、経済的に困窮している人が多くなってしまっていて、ブランド物に需要がないから。少なくてもその時は。
コロナ禍で投資対象になるものはパニック売りされ、金も一時的には下がった。でもその後、金だけものすごく上がって、史上最高値を更新した。そのときに売れてとても助かったのを覚えている。
投資はなんのために行う?
投資ってなんのために行うか、しっかり考えてみたことはあるだろうか。
お金を増やして良い生活に繋げたいという理由もあるだろうけど、必要なときにまとまったお金が用意できるよう、資産保全の意味もあるはず。
「有事の金」と言われるくらいなので、金には想定外の出費時に活躍してくれる可能性があることを学んだ。
最高値を更新してしばらく下がっても、結局ウクライナ戦争のときも暴騰していたし、2024年12月現在もずっと高値圏にある。
いつ日本を巻き込んだ戦争があるかわからない。そのときは日本株も日本円も暴落する。そのときに金だけは価値をあげている可能性が高くて、緊急の備えになる。
最高値でも買いにくる人が。
僕が田中貴金属で金を売りにきているとき、金は史上最高値を更新したばかり。
もちろん売りにきている人もいるなか、馴染みの人っぽい上品なお客さんがちらほら来店して、どうやら金を買っているのだ。
「この史上最高値の時に買うの…?」
話題を聞くに、毎月の恒例っぽいのだ。そのため僕は店員さんに聞いてみた。
「もう何年も毎月金を買いにこられるお客さんって結構多いんですか」と。
そうすると「はい。インターネットが発展した今でも、毎月買いに来られる方は一定数いらっしゃいます。世代を超えて来られる方もいますよ」と返ってきた。
これって要するにドルコスト平均法じゃん。(長期投資で毎月一定額を積み立て投資することをドルコスト平均法という)
良い習慣を重ねてる人ってやっぱりいるんだな…
この出来事はすごく印象に残った。一生忘れない出来事だと思う。
金の年平均リターン
その出来事から数年経って、僕はいよいよ月に余剰資金ができて、投資にお金をまわせるようになっていた。
投資先を検討していたとき、年平均リターンをググっていた。
そうすると、金の年平均リターンはこの20年間、9%だった。えらい良いではないか。
米国のS&P500はどうだろうか。この20年間、9.75%だった。
しかもコロナ禍みたいにいろんな物の価値が下がっているときに、
金だけは上がってくれている特徴があるなら、良い投資対象じゃん…
金とS&P500は逆の値動きをする傾向
やっぱり、金とS&P500の値動きが逆相関する傾向にあることも知った。
要するに、
金:経済が良い=下がりやすい。経済が悪い=上がりやすい。
S&P500:経済が良い=上がりやすい。経済が悪い=下がりやすい。
概ね逆の動きをする。ということは僕がお金が必要になったとき、経済がよくても悪くても、どっちも持っていればどっちかが上がっている可能性が高い。
なら、どちらかを売らないといけない緊急時が訪れたら、上がっている方を売れば良い。
まとまったお金が必要なときっていつだろう?
基本、投資は売り買いをしすぎず、そのまま長期投資を続けるのが良い。
でも売らなきゃいけない状況ってどんなときだろう?
- 老後資金
- 倒産やクビになるなど経済的に困窮したとき
- 病気になったとき
- 子どもの養育費
- やりたいことが見つかったとき
ぱっと思い浮かぶのでこれくらいだろうか。
でもこれらの出来事が、経済が良いときに来るとは限らない。
であれば、株式だけを持っていては心細い。
金をもっておけば、お金が必要になっていたときに経済がよかろうが悪かろうが、価値が上がっている投資対象をもっている可能性が高くなると思った。
逆にいえば、良い服や身の回り品には一気に興味がなくなった。
それだったら金買うわ。と思うようになった。
ドルコスト平均法で毎月コツコツと買う
20代の頃から積み立て投資をしておけばよかったと思う。
その頃は稼いだ分使ってしまう人だった。
自己投資をして、稼げる人になれば良いと思ってしまっていた。
大きな結果はその人がすごいかよりその人の習慣で決まる。
そう思わせてくれたのは、田中貴金属で見た、毎月コツコツ金を買いに来ている常連さんたちだった。
無理なくが一番だと思う。僕は毎月3万円なら無理がなく、とりあえずそうした。毎月3万円だとしても、僕が65歳の頃には2500万円になっている計算だ。(年平均5%で計算)
収入も毎月20万円前後だ。だからやりくりを楽しむことで、日本で働いている人なら誰でも可能だ。給与が入ったらまずは3万円を投資されるよう自動設定してある。
残った金額の範囲内で生活を楽しむ工夫をする。見栄を捨てる必要があるし、誘いも吟味するようになる。
結果、大切なものだけが残って、不要なお金の使い方をしなくなった。
前より楽しいし、機嫌よく過ごせるようになったのは驚いた。
機嫌よく過ごせるのが一番だと思う。
金とオルカンを15000円ずつ投資
3万円のうち、どう投資するかはやりながら変えていった。
今ではこの2つとシンプルなものに落ち着いた。
- 金:15000円
- オルカン:15000円
ちょうどNISAで積み立てを始めて、金のほうが安定して高い印象。オルカンは下がったり上がったりが大きく、この一年に関していえば、金よりパフォーマンスが悪かった。
合計で、472,296円投資されていて、含み益は5万円ほど。10%くらいのリターンなので今年は良い年だった。
迷わないほうがいい
投資に興味があるのなら、あまり迷いすぎずまずは始めてみると良いと思う。
僕もやりながら今の2つに落ち着いた。
はじめはインドが人気化していた頃で、毎月インド株も買っていた。
でも含み益ではあるけどゴールドのほうがパフォーマンスがよい状態が続いた。
インドはオルカンの一部に入ってるし、成績が良い状態が続けばオルカンの中でインドの比率は上がってくる設計になっている。
それもあり、オルカンに絞ることにした。最近は日本株が騒がれてるけど、同じ理由でオルカンのみにした。満足だ。
米国債にも投資していたことがある。
でも米国債はあまり金額の変動がない。また、アメリカ在住の人が米国債を買うのは良い投資対象なのは分かるけど、円で投資している僕らにとっては為替リスクが発生する。
肌感覚でそう感じていたのだけど、『ほったらかし投資術』に為替リスクを負う分のリターンが見込めないと書いてあり、それに納得した。ちなみにとても合理的な良書で読んで良かった本だった。
投資を自動化するメリット
投資はSBI証券で自動化していてそれが良い。
投資をしていた一年間、高値を更新していくことが多かった。
「安く買おうとするなら今じゃないな」というときが買付日だったことが何回もあった。
でもそんなの構わず上がっていった。
自動化していなかったら、買うのを躊躇してしまっていたことがあったと思う。
買付日は14日
金の買付日は毎月14日だ。
毎月安値圏になる傾向がないかググったところ、10〜15日がそうだと回答が出た。
そのため14日にした。でもこれに関しては分からない。
今月に関してもFRB米国連邦準備銀行の会合明けの19日、金もオルカンも下げていたので一概には言えない。
毎日少額ずつ買付にしても良いだろうし、給与日翌日でも良いのかもしれない。
これに関しては良い買付日がまた見つかれば更新しようと思う。
金は買い続ける
コロナのときに身の回り品で唯一価値が上がっていたのが金だった。
その経験を経て、僕は金を少しずつ積み立てることにした。
コロナのときはお金がなくなってしまって大変だったけど、その代わりに良い経験と習慣をもたらしてくれた。
*この投稿は個人の経験を書いたものであり、投資アドバイスではありません。各々の判断で投資はおこなってください。
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