興味に従ってみて、起きたこと。

事業に失敗したあと、無理やりポジティブに考える方法を考えた。

ある意味「どこでなにをするか」をいちから作り直せる。

その時は北海道にいて、コロナで思うように外に出れないのに寒波が多く、いつもより寒い年だった。寒さに対する限界がきていたのだと思う。

「暖かいところでやり直したい」と思った。

その頃『ロングゲーム 今、自分にとっていちばん意味のあることをするために

という本を読んでいて、「好きなことややり甲斐があることが見つからないのなら、興味をもっていることを見つけ、何十年といったスパンでやってみろ」という話がでてきた。

「いま、自分が興味がわくことってなんだろう?」

それを探してみることにした。

バリ島での出来事

東南アジアで貧乏旅行をして、自分の興味が動く出来事があった。

魚をさばく経験をしたのだ。民泊のファミリーの友達が持ってきた鯉を、

調理方法が分からないからと捨てる話になっていて、

もったいなく思った僕は、Youtubeを見ながらその魚をアクアパッツァにしてみた。

そうすると、びっくりするほどおいしい。

魚がうまいといえば、日本だろう。

その時はまさかこんなに魚が好きになっていくと思ってなかったけど、

振り返ってみると、「どこで・なにをするか」が決まったきっかけとなったのが、このバリ島での体験だった。

釣りとの出会い

今僕は九州に落ち着いたんだけど、

東南アジアから日本に戻った頃は「どこで・なにをするか」がまだ分からなかったので、

「定住するのに気になるエリア全部行ってみよう」と思ってリゾートバイトをしてみることにした。

まずは夏の北海道から始めた。すると、働く初日から釣り好きのおっちゃんが働いているのを知り、一緒に連れていってもらえた。

釣りはあまり簡単に釣れるイメージがなかったのだけど、

そのおっちゃんはかなりの達人で、ヤマメやトラウトをポンポン釣る。

しばらくおっちゃんの言ってるコツを実践したり試行錯誤していたら、

自分までポンポン釣れるようになった。

自分で釣った魚の味は格別

ヤマメをオイル煮にしてみたら、やはりめちゃくちゃ美味かった。

でも一番感動したのは、リゾバ先の厨房を借りて素揚げをしてみた時の味だ。

この感動、一生忘れないと思う。

自分で釣ると鮮度が抜群なわけだから、そりゃうまいわな。

また、適当な川や海でも経験があると釣れそうかが予想できるようになるみたいだ。

日本は天災大国だけど、なにかあった時自分で魚を調達してきて調理できると、

サバイバル能力が上がって一石二鳥だなと魅力を感じた。

築地で働いてみることに

でも思うように魚を捌けない。

Youtubeがあるからある程度はできるけど、分からないこともたくさん出てきた。

魚を捌くチャンスがあるのは魚屋だと聞いて、築地に住み込んで働ける魚屋を見つけた。

とても忙しい店でなかなか魚を捌くチャンスは訪れなかったけど、

いろんな業者さんが出入りするし、売り子をしているうちに魚の奥深さにのめり込んだ。

九州に行ってみたい

築地はとても刺激的で楽しい場所だった。

一方で夏が絶望的に暑く、人混みが多すぎ、僕には東京は都会すぎてストレスフルだった。

サンフランシスコ郊外の自然豊かな小さい町で育った僕には田舎が合ってるみたい。

そんな時、行ってみたいのはずっと良い街だと思っていた福岡と、

その周辺の自然豊かなエリアで住心地が良い、魚が良い場所はないかなと興味をもちながら、

鳥栖にリゾバ先を見つけて滞在した。

九州は釣りの聖地

全然知らなかったんだけど、長崎と佐賀は釣りにとても良い環境なことが分かった。

人工知能にも「釣り好きにおすすめの移住先」を聞いてみると、

九州の中では佐賀県の唐津市と長崎県の長崎市を挙げてきた。

実際に鳥栖の滞在先から唐津は近かったため、遊びに行ってみることにした。

知り合った人や同僚にも話を聞いているとどうやら本当に魚好きにとっては夢がある場所だと分かってきた。

ヤリイカを3時間で70杯ほど釣ったファミリーの話や、夏にはキスが爆釣する話、ちょっとドライブしないといけないが平戸の方にもいろんな魚が出入りする、ワンピースのオールブルーを思わせるような場所があるらしい。

こんな話で盛り上がっているうちに心がうずく感覚があって、その心に従ってみることにした。

点と点が線でつながるとは

魚だけではなく、いろんな個人的な条件が揃って僕は唐津に移住してみることを決めた。

今のところ優しい地元民に恵まれ、多少の不便さもいままで培ってきたサバイバル能力でなんとかクリアしている。

この投稿に流れを書いてみると短いハイライトのようなものなんだけど、

実際はうまくいかないことの連続だったし、「本当にこんなことしていて大丈夫か…?」と不安を覚えてしまうことも多々あった。

でもまわり道と失敗をしながら、2歩進んだと思ったら1歩下がるはめになりながら、

振り返るといつの間にか思った以上におもしろい領域が見えてきている気がする。

これからも困難にはぶちあたったりリセットされたりということはあるのかもしれない。

でもそんなときに柔軟に、しなやかに切り抜ける能力が備わってきている。

そうやって自分の人生を、まるでゲームをプレイしているかのように生きるようになった。

こういう生き方もある


必ずしも「好きなことや興味があることを追っかけるのが正解だ!!」と言うつもりはまったくない。

苦労も伴うから。

でも僕は、こういう生き方を続けていくんじゃないかなと思う。

苦労は本当は尊いものなんだと気づき始めているから。

大きな成功を手にして贅沢ができることは打ち上げ花火みたいなものかもしれない。

たまに見れると美しくて感動するだろう。でも毎日打ち上げ花火があっても、ありがたみが薄れていく。

それよりも、自分の興味があることを長くやってみる。その中で出てくる失敗や困難から学びを得ながら、自分が成長していく。そのおまけとしてお金や称賛があると一番幸福を感じやすい気がしている。

興味が惹かれることがあったら、それに没頭してみることで少しづつ道が拓けた。

移住することに決めた唐津から今後どんなことが起きるんだろう?

そう考えるとワクワクするし、いままで続けてきた習慣を続けながら人生を楽しんでみよう。

そう思えるようになった。

そうある意味、淡々と興味があることをするようになってから、人間関係がよくなったと思う。次はその話をしようと思う。

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